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914台限定! マセラティ新型「GT2 ストラダーレ」は4月から欧州でデリバリー開始…日本の公道で見る日が待ち遠しい〜!

マセラティ GT2 ストラダーレ:サーキットをルーツとしながらも公道走行が可能なマシン

欧州で4月から発売開始

2025年2月20日、マセラティは新型「GT2 ストラダーレ」を2025年4月から欧州市場で発売すると発表しました。伝統と革新が融合したこのモデルは、公道とサーキットの両方で圧倒的なパフォーマンスを発揮。美しいワインディングロードを駆け抜け、アスカリクラブのコースで極限の走りを見せました。限定914台、誇り高き「1 of 914」の証を携えたこのマシンの真価とは?

伝説の名を冠したサーキットで証明した本物の実力

マセラティを再びサーキットへと導いた「GT2 ストラダーレ」のデビューは、スペイン・アンダルシアで行われた。参加者は市街地から離れた公道とサーキットの両方でこのマシンの性能を試す機会を得て、レースDNAとマセラティならではの快適性を存分に味わえるイベントとなった。

試乗ルートはマルベーリャを起点とし、シエラ・デ・ラス・ニエベスの美しいワインディングロードを経て、アンダルシアの宝石と称されるロンダ近郊のプライベートサーキット「アスカリクラブ」へと続いた。全長5425mのコースは、イタリアのF1世界チャンピオンであり、マセラティでも活躍したレーサーにちなんで名付けられている。

GT2 ストラダーレは、サーキットをルーツとしながらも公道走行が可能なマシンであり、レースの世界における極限の洗練されたパフォーマンスと、妥協のない快適なドライビングを両立させている。「MC20」と「GT2」の魅力を兼ね備えた1台であり、そのスペックは圧巻だ。最高速度324km/h、V6ネットゥーノエンジンの最高出力は640psまで引き上げられている。0-100km/h加速はわずか2.8秒で、クラス最速の後輪駆動モデルとなっている。

マセラティの伝統が息づく914台限定モデル

この特別なドライビング体験のために用意されたGT2 ストラダーレは、カスタマイズプログラム「フォーリセリエ」による多彩な塗装をまとう。生産は2024年12月より、イタリア・モデナのヴィアーレ・チーロ・メノッティ工場で開始された。GT2 ストラダーレは、わずか914台の限定生産となる。センタートンネルに配置された専用バッジには「1 of 914」のナンバーが刻まれ、1914年に創業したマセラティの歴史へのオマージュとなっている。

AMWノミカタ

このクルマの開発の目的は、レースカーと一般車両の長所を融合して作り上げることだった。レースカーにみられるもっとも純粋なパフォーマンス向上のための技術と、MC20の内在するマセラティらしさを融合している。公道での最高のドライビングエクスペリエンスを犠牲にすることなく、あらゆる使用条件下で理想的なフィーリングと快適性を確保しながら、スタイルとレーシングパフォーマンスを顧客に提供するモデルである。

今回のモデルにもV6 3000ccのネットゥーノエンジンが搭載されているが、グラントゥーリズモは同じエンジンの490psまたは550ps仕様が、今回のGT2ストラダーレはMC20の最高出力630psを10ps上回る、よりパワフルな640psのエンジンが搭載される。このバリエーションの広さからもネットゥーノエンジンのポテンシャルの高さをうかがわせる。

また、マセラティのパフォーマンスはエアロフード、フェンダールーバー、リアウイング、リアディフューザーなどエアロダイナミクスを突き詰めた結果で生まれていることも特徴である。レースで培った技術が存分に反映されている実に緻密なモデルである。

0-100km/h加速2.8秒、最高速度324km/hのパフォーマンスを公道で存分に味わうことは難しいが、最近はプライベートのサーキットなども存在する。そんな場所へ自走で向かうことでマセラティのクルマ造りの奥深さを体感できるのではないだろうか。

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