初めての愛車は映画のなかから降臨してきた
映画をきっかけにクルマが好きになる。そんな体験は、いまの若い世代でもあるようです。『ワイルド・スピード TOKYO DRIFT』に登場したマツダ「RX-8」に心を奪われ、その想いを長年持ち続けてきた“Misa”さん。RX-8乗りの母親から始まった縁によって、憧れの存在はやがて“自分のクルマ”になりました。映画と現実が交差する特別なRX-8と、オーナーのまっすぐな想いを紹介します。
初めて所有したクルマがワイスピ劇中車という奇跡
さまざまなチューンド・カーが登場し、全世界的に人気を博した『ワイルド・スピード』シリーズ。なかでもシリーズ3作目にあたる『TOKYO DRIFT』では、日本が舞台ということもあって、日産スカイラインGT-R、シルビア、フェアレディZ、マツダRX-7、三菱ランサーエボリューションなどの錚々たる日本車が登場し、日本車ファンの注目を集めることとなった。じつは、さまざまなイベントでいわゆるヤングタイマー乗りの若者に出会うことがあるが、『ワイルド・スピード』がきっかけだというオーナーはけっして少なくない。
『ワイルド・スピード』の世界を体感できるイベント「FUELFEST」では、関連車両が数多く参加しており、劇中車からレプリカ仕様までさまざまなモデルを見ることができる。そんななか、フロントのブルーからリアのブラックにいたるグラデーションが特徴的な、劇中でニーラ(Neela)の愛車として活躍したRX-8を発見した。オーナーの“Misa”さんによると、この2003年式マツダRX-8は、撮影で実際に使用された劇中車そのものなのだとか。しかも彼女にとって、これが人生で初めて所有したクルマなのだという。
母親もRX−8オーナー!そのつながりが引き寄せた初の愛車
「手に入れたのはちょうど3年前です。母も同じRX-8のヴェイルサイド仕様に乗っていたことで、前のオーナーさんと仲良くなって。私がワイスピ好きで、このクルマにずっと憧れていたことも知っていてくださり、手放すときに『もしよかったら乗りませんか?』と声をかけていただき、そのまま譲り受けました」
ホイールなど一部は変更されているが、特徴的なヴェイルサイド製のボディキットやGTウイング、ブルーグラデーションのペイントなど、『TOKYO DRIFT』の世界を感じられる劇中車のRX-8。憧れの存在だっただけに、手に入れた喜びは大きかったようだ。
小さいときからの憧れは一生手放さない
「映画を観たときからこのRX-8を好きになって、このクルマ自体のことも12年前から知っていました。たまたまオーナーさんと知り合えて、横に乗れただけでも満足だったのですが、まさか3年前に自分のクルマになるとは思いませんでした。幼いころからずっと好きだったので、人生の半分は一緒にいるような感覚ですね。サイドブレーキやステアリングなどは自分で換えて、純正テールもスモークにしています。今後、これでドリフトができたらいいなとは思っています。走るときはエアロを外すと思いますが、ドリフト仕様でもう1台レプリカを自分で作ってもいいかなって。この個体は、一生離さずに持ち続けるつもりです」
