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物流倉庫が翼を授かる!? ドリフトとカスタムカーの祭典 Red Bull Tokyo Drift 2026は熱狂とサプライズの連続だった!

倉庫内の特設インドアステージで圧巻のドリフトパフォーマンスを披露するマッド・マイクのRX-7

日本のカーカルチャーの祭典を物流倉庫で開催! サプライズが連発した一日をレポート

2026年3月21日(土)、神奈川県横浜市のESR横浜幸浦ディストリビューションセンター3で、レッドブル・ジャパンが主催する「Red Bull Tokyo Drift 2026」が開催されました。会場となった4階建ての巨大倉庫には、日本各地から約500台のカスタムカーが集結。ドリフト界の世界的レジェンド、マッド・マイク・ウィデットや、WRC(世界ラリー選手権)優勝直後の勝田貴元、さらにはF1ドライバーの角田裕毅までもが一堂に会し、約5,000人の来場者を熱狂させました。一般入場チケットの販売はせずに、入場する方法はカーカルチャーブランド「TOKYO DRIVE CAR CLUB」とのコラボアパレルを購入することだけという、異色の招待制イベントはなぜここまで話題になるのでしょうか。その全貌をお伝えします。

異様な雰囲気に包まれた横浜の物流倉庫に約500台のハイレベルなカスタムカーが大集結

F1日本GPを一週間前に控えた2026年3月21日、海沿いの工業地帯にたたずむ巨大倉庫が、一夜限りの翼を授かった。その名も「Red Bull Tokyo Drift 2026」。薄暗いネオン、響き渡る音楽、そして排気ガスとタイヤの焦げた匂いが漂うその空間は、カスタムカーとドリフトの祝祭にふさわしい熱気を帯びていた。

2025年10月に開催されたプレイベントでは約100台規模だったカスタムカーが、今回は約500台規模へと一気に膨れ上がった。ヴェイルサイドのRX-7フォーチュン、RWB(ラウヴェルト)のポルシェ、TOP SECRETのGT-R、RE雨宮のRX-7といった日本を代表するビルダーたちが手がけた伝説的なクルマが並ぶ。さらにアストンマーティン「ヴァルキリー」のようなハイパーカーや、一般オーナーのハイレベルなカスタムカーも集結した。それは日本が世界に誇るカスタムカルチャーの最先端を一望できる空間だった。

マッド・マイク、勝田貴元、箕輪大也など、ドリフトマスターたちが繰り広げた圧巻のパフォーマンス

イベントのハイライトのひとつが、倉庫内に設けられた特設インドアステージと、屋外の螺旋状ランプウェイを舞台にしたドリフトパフォーマンスだ。本来トラックが荷物を運ぶために設計されたスロープをそのままドリフトコースとして使用するというレッドブルらしい大胆な発想が、観客に特別な感動をもたらした。

ドリフト界の世界的アイコンであるマッド・マイク・ウィデット、若き天才ドライバー箕輪大也、そして日本のドリフト文化を牽引してきたレジェンド織戸学を筆頭に、多くのドライバーたちが華麗なドリフトを披露した。路面は滑りやすいコンクリート製で、エスケープゾーンも少ないシビアなレイアウト。些細なミスがクラッシュに直結する極限状況での神業に、熱狂する人々はときに息をのんだ。

さらに会場を沸かせたのが、WRC(世界ラリー選手権)第3戦サファリ・ラリーケニアで日本人として34年ぶりとなる歴史的な優勝を飾ったばかりの勝田貴元だ。トヨタのWRCマシン「GRヤリス ラリー1」でコースに登場し、ドリフトマシンとは一味違うアグレッシブな走りと豪快なドーナツターンを披露。世界トップのラリードライバーとしての圧倒的な技量を見せつけた。

角田裕毅のサプライズ登場とF1日本GPスペシャルリバリーの世界初公開! 

この夜、数多くのサプライズが会場を沸かせた。クスコ・レーシングが日産シルビアのコンポーネント(エンジン・足回り)をベースにわずか2カ月でFR(後輪駆動)のドリフト仕様に仕上げた「Red Bull Drift Mini」が、可愛らしい見た目とは相反する凶暴なSR20サウンドを轟かせながら会場を爆走。箕輪大也が操るこのマシンの助手席には、F1ドライバーの角田裕毅がサプライズ乗車し、会場は大歓声に包まれた。

そして今回最大のサプライズが、F1チーム「Visa Cash App Racing Bulls」のF1日本GP限定スペシャルリバリーの世界初公開だ。3月31日発売の「レッドブル・エナジードリンク チェリーエディション」をモチーフにした新デザインが、Drift Miniのドリフトパフォーマンス直後にアンベールされるという粋な演出で披露された。同チームの若手ドライバーコンビ、リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドも登場し、目前に迫るF1日本GPへの期待感を一気に高めた。

この記事が公開される本日3月28日(土)、鈴鹿サーキットではF1日本GPの予選が幕を開ける。今回発表されたチェリーエディション・リバリーを纏ったマシンが、いよいよ本番の舞台へと移るのだ。ドリフトからF1へ、Red Bullが横浜で灯した熱狂は、鈴鹿へとバトンタッチされた。

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