取り回しの良さと圧倒的な居住性を両立したパッケージ
アウトドアブームの中、多人数乗車や車中泊を楽しむユーザーにとって、ベース車両選びは重要です。とくに日本の狭い道路事情を考慮すると、ボディサイズは悩ましい問題となります。今回は、街中でも扱いやすい標準ボディでありながら10人乗りを実現した、日産「キャラバン」のワゴンをベースとするFEEL(フィール) ハイエース・キャラバン大阪店が展開するコンプリートカーの魅力に迫ります。
キャラバンにしかない標準ボディの10人乗り乗用ワゴン
じつはあまり知られていないが、日産「キャラバン」には「ワゴン」が存在している。しかもその大きさが、ライバルであるトヨタ「ハイエース」のワゴンがワイドボディになってしまうのとは違って、バンの4ナンバーと同等サイズの標準ボディなのだ。
搭載されるエンジンは排気量2.5リッターのガソリンで、2.0リッターガソリンエンジンに比べてじつにパワフルなフィーリングでストレスのない走りが楽しめる。さらに4WDの設定もあるから、アウトドアレジャーで使いたい人にはもってこいの存在だ。
前置きが長くなったが、今回のキャラバンはFEEL大阪店が手がけた「トランスフォーム Ver.8 タイプ1」である。トランスフォームとは、イコール10人乗りを表すネーミングだ。補助的に使用する後ろ向き2名を足した通常8名乗車だと思えばいいだろう。ガソリンエンジンがいい、乗車定員は多めに、それでいて標準ボディがいいという人にはまさにピッタリな1台なのだ。
多彩なシートアレンジで遊び尽くせる室内空間
レアな標準ボディの10人乗りをベースに、シートアレンジを多彩にしているのが、1300mm幅で背もたれの高いTREVOシート(フィールが手掛ける多機能・高付加価値シートで、特徴は、「座る」「寝る」「積む」を一台で完結させる柔軟性が最大の利点)である。これを2脚装備したシートアレンジ車となっており、用途に合わせて自由自在に室内を遊び尽くすことができるのだ。
バンよりも大きな小窓が前後に2枚付属するワゴンの室内。ベースがワゴンになったことでリアヒーターの出っ張りがない分、TREVOシートは通常より100mm大きい1300mm幅が搭載可能になった。フルフラット時のサイズは横幅1300mm、長さ1250mmのシートを2脚並べることで全長2m50cm以上を確保する。
さらにTREVOシートといえば、コンパクトにV字に折り畳めるバタフライシートがウリだ。前に2脚スライドさせれば荷室には長さ150cmの大きなスペースが確保でき、トランポとしての使い勝手が高まる仕様となっている。
また、後列の全席には3点式のシートベルトを装着し、2列目リアシートにはISOFIXのチャイルドシートの取り付けも可能(アンカータイプもワイヤータイプも両対応)だ。補助席兼用のキャビネットには左右1名ずつ乗車定員を確保し、近距離での移動が前提となるがシートベルトも装備され法規上問題なく乗車できる。
細部まで日産愛が散りばめられたこだわりの外観
外装にもこだわりが詰まっている。以前同社からリリースしていたフウライボウからインスパイアした外装イメージを踏襲し、ハーツの前後バンパープロテクターにジャオスのオーバーフェンダー、さらにハーツのマッドフラップを装着している。マッドフラップはタイヤ止めにも引っ掛かることがないショートタイプだ。
ホイールにはマシニングされたアクセントが効果的な16インチのガンザー(16×6.5 インセット+48)を装着する。ブラックポリッシュのディスクには新作のセンターキャップが備わる。また、ドア開閉のたびに指や爪で小傷が入るのを防ぐドアノブプロテクターを前後ドアノブに装備し、こちらはカーボン調かラバータイプかの選択が可能になっている。
リアのウインドウには親ギツネと子ギツネが仲良く並ぶオリジナルの「キタキツネ」ステッカーが付属する。さらに日産の3列シート車といえば日産「キューブキュービック」が記憶に新しいが、その小さい「3」をキャラバンのロゴの上にプラスする遊び心も忘れていない。
奥にチラ見えするのはFEELチャンネルのYouTubeでお馴染みの中島さんの個人所有車である。平成6年式(1994年式)の「ホーミー(V6 3リッターのガソリン車)」だ。100系ハイエースと張り合っていた頃の日産の勢いを取り戻してほしいというアツい想いで、不具合をコツコツと直している最中だという。
日産 キャラバン ワゴンGXをベースとした「トランスフォーム Ver.8 タイプ1 キタキツネ」の価格(消費税込)は、2.5リッターガソリン 2WDが559万円、2.5リッターガソリン 4WDが589万円となっている。
取り回しの良い標準ボディに、頼もしい2.5リッターエンジンと4WD、そして自由自在なシートアレンジ。FEELのキタキツネは、キャラバン本来のポテンシャルを極限まで引き出した、まさに理想のトランスポーターといえるだろう。
