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若い夫婦がクラシカルなマツダ ロードスターを楽しむ! 「いけんじゃね?」の精神で仕上げた愛車に迫る

マツダ NAロードスター:4本出しのワンオフマフラーとメッキのリアバンパーガード。上部のラゲッジキャリアも存在感を添える

「最初は形がしっくりこなかった」黒のNAロードスターが、10年かけて黒×メッキのクラシカルスタイルへと進化した

クルマにさほど興味のなかった大学1年生が、1台の黒いマツダ「NAロードスター」と出会いました。高速バスを乗り継いで富山まで出向き、初めて乗るオープンカーで栃木まで自走帰宅したあの日から10年。今では黒とメッキの2色に統一された、クラシカルなカスタムをまとっています。軽井沢ミーティング2026でオーナーに話を聞きました。

マニュアル免許が縁を引き寄せた! 高速バスで富山まで取りに行ったNAロードスターが最初の1台

オーナーさんは現在30歳、栃木県在住だ。大学1年生のとき、MT免許を取得しすぐにMT車探しを始めた。旧車を中心に調べていると最初にヒットしたのが初期型マツダ「NAロードスター」だった。「最初は形がしっくりこなかった」と振り返る。当時、ほかの色には感じなかった不思議な”しっくり感”が、黒のボディだけに宿っていた。

縁はすぐに訪れた。富山在住の初代オーナーがオークションに出品していた個体を発見し、直接連絡して話がまとまった。栃木から高速バスを2〜3回乗り継いで富山まで赴き、初めて乗るNAロードスターで自走帰宅した。教習所のMT車とはまるで次元の違う操る楽しさと、オープン時の圧倒的な開放感がすべてを決定づけた。

普段の足は最新型のアルファードだが、妻との記念日と毎年の軽井沢ミーティングは、必ずNAロードスターで乗り込む。「久々にエンジンをかけると、それだけで格別に楽しい」と語る。

1000円のミラジーノ純正リングが扉を開けた! テーマは「黒×メッキ」のクラシカルスタイル

コンセプトは「黒とメッキの2色統一」だ。「ガチャガチャしすぎないよう、黒とメッキのバランスを常に意識した」というこだわりで、しだいにクラシカルな方向へ落ち着いた。

カスタムの扉を開けたのはヘッドライトのメッキリングだった。ダイハツ・ミラジーノの純正リングがNAロードスターのヘッドライトに合いそうだと見当をつけ、ヤフオクで1000〜2000円の中古品を落札した。自分で穴を開けてネジで固定したところ見事にフィットした。Xへの投稿には多くの反響があり、取り付け方法を確認しに来た人物が今回の軽井沢ミーティング会場にも訪れていた。

ホイールも中国から独自ルートで仕入れたクラシカルデザイン品に換装している。「いけんじゃね? 」を合言葉に、メーカー不明の出品物でも「サイズ的に合いそう」と感じれば入札するのがオーナーさん流だ。ワンオフの4本出しマフラーやルーフキャリアも同様にヤフオクで発掘した。

生産終了の「KGワークス(ケージワークス)」をヤフオクで収集! 前オーナーの意志も刻まれた内外装の全貌

メッキ系パーツの核となっているのが、北川製作所が手がける「KGワークス(ケージワークス)」だ。ルームミラー、メーター周り、ウォッシャーノズルに至るまで外装の要所をこのブランドで統一する。ロードスター向けに開発された同ブランドは現在事実上の生産終了状態で、パーツのほぼすべてをヤフオクの中古品で収集した。

フロントのバンパーガード(エアダクトコンビネーションランプ タイプA)は「ル・モンド・ロード・キッズ」というブランドのもの。当時の定価が3万3000円で、現在は年に1回ヤフオクに出るか出ないかという超希少品だ。前後セット設定ながら入手できたのは前側のみだ。ちなみにエンブレムは、前オーナーが装着していた欧州向け純正品(いわゆるミアータ仕様)をそのまま引き継いでいる。「受け継ぐという意味合いで、あえてそのままにしています」という言葉に、クルマを通じた縁の大切さが滲んだ。

内装はナルディのステアリング、コブラのシート、KGワークスのダッシュパネルなどで構成されている。センターコンソールはZOOMエンジニアリング製、アンテナはカーメイクコーンズ製と、国内外のパーツが一堂に会している。

エンジンはオーバーホール済みで絶好調! 次の課題はクラッチとエアコン、将来は双子の子どもたちへ受け継ぐ

2〜3年前のエンジンオーバーホール以来、コンディションは絶好調だ。次の課題はクラッチと、信号待ちで効きが落ちるエアコンの改善。今年の車検に合わせてアライブ石井での対応を予定している。

双子の子どもたちはすでに「パパのクルマはあの黒いの」と認識しているという。高速バスを乗り継いで手に入れた黒のNAロードスターが、将来どんな形で引き継がれるか。それもまた、10年越しのカスタムと同じくらい、楽しみな物語だ。

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