ドラムブレーキ、11枚リーフ、12Vシングルバッテリーなど、日本仕様との違いが随所に潜む中東仕様のランクル70ピックアップ
車高を落としたクルマに乗っていた“ワジコ”さんが、段差のストレスから解放されようと手に入れたのが2015年式トヨタ「ランドクルーザー70ピックアップ」の中東仕様だ。一見すると国内仕様と大差ないように見えるが、足回りや電装系など随所に異なる仕様が潜んでいる。
車高の高いクルマを探して出合った、中東仕様ランクル70ピックアップ
オーナーの“ワジコ”さんはもともと、車高を落としたクルマに乗っていた。しかし段差のたびに気を遣うことに嫌気が差し、車高の高いクルマへの乗り換えを決意。中古車サイトを眺めていたところ、1台のクルマが目に飛び込んできた。それが2015年式トヨタ「ランドクルーザー70ピックアップ」だ。
ランクル70のピックアップといえば、国内でも2014年に30周年の期間限定モデルとして復刻販売されたことが記憶に新しい。“ワジコ”さんがほぼ新車の状態で購入したのは今から5年ほど前のことだが、このクルマは実は日本仕様ではなく、中東仕様のモデルなのだという。
ドラムブレーキに11枚リーフ、12Vシングルバッテリー、中東ならではの仕様
「リアの足回りが違うんですね。後ろのホーシングが国内仕様じゃないんでドラムブレーキなんです。復刻の70だとディスクブレーキなんですけど。リアのリーフスプリングも国内仕様だと8枚とかだったはずなんですけど、これは数えてみたら11枚入っていて。エンジンも昔の70と一緒の4.2Lのディーゼルなんですが、バッテリーが1個しかついていなくて24Vじゃないんですよ。多分、暑い国で使われるから始動性をそんなに気にしていない仕様だと思うんです。だから、もし電装系がトラブったら大変だよねっていう話になっています」。
「シュノーケルも付いているんですけど、真ん中の切れている部分が砂を分離させるためのものらしくて、水用じゃないみたいな。あとはミラーにアラビア文字で注意書きが入っているんで、Googleで翻訳してみたら、”それに映っているものを信じずに目視をしろ”みたいな、そういう感じの意味合いでした」。
幌やルーフキャリアも装備した実用的なカスタム
購入後はホイールをブラッドレーV、タイヤをトーヨータイヤのオープンカントリーMTに変更。さらにランクル100用のルーフキャリアを装着し、ベッド(荷台)には幌とその垂れ防止用のボックスを設置するなどのカスタムを施し、普段使いにも活用しているという。
「サイズ的には運転しやすいんですが、後ろが固いんで跳ねますね。ただ、段差を気にすることがほぼなくなったんで、これになってから会社に遅刻していないです。後は心配なところはパーツですね。(電圧の問題で)オルタネーターとスターター関連がイカレたら、もう現品修理した方が早いかな、みたいな話もしているんですけど」。
荷台シェルの装着も視野に、同じ仕様のオーナーとつながりたい
今後については、荷台をアップデートしたいと考えており、ベッド部分を完全に覆うシェル(キャノピー)の装着も検討しているそうだ。さらに“ワジコ”さんは、クルマの装備以外にもこんな希望を持っている。
「Xとカーチューン(車専門のSNS)をメインにこのクルマを載せているんで、同じ仕様に乗っている人がいたら連絡が欲しいですね。まわりにはいないんで」。
