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絶妙なローダウン! 21歳のオーナーがカスタムしたホンダ「RB3型 オデッセイ」は純正+αで魅せる

ホンダ オデッセイアブソルート:数少ない後期用純正グリルに変更しカメラ付きの精悍なフェイスへ

あえて着地させず好バランスな車高で締めた、純正風味を極めるRB3オデッセイのカスタム

ローダウンといえば、限界まで落として着地させるのが定番の作法だと思い込んでいないだろうか。広島県から山口県のイベントへ乗り込んだ21歳オーナーのホンダ「RB3型 オデッセイ アブソルート」は、あえてそこまで攻めない。ほど良い一歩手前で止めるセンスが、全身からオーラをあふれさせている。純正風味に徹しながら細部を詰め切った、その仕上げの妙を取材した。

純正+αに見えるRB3型オデッセイ「アブソルート」の秘訣は着地させない車高

ゴテゴテ盛らず、パッと見は純正かと思わせる。それでいて存在感で圧倒するのが、“しゅう”さんと“りな”さんが乗るホンダ「オデッセイ」だ。広島県広島市在住の21歳オーナー2人が、山口県で開催されたイベントへ持ち込んだ1台になる。

ベースは4代目にあたるRB3型のアブソルート。ホンダのオデッセイは、多くの立体駐車場に収まる全高1545mmの低床パッケージで、ミニバンの枠を超えた走行性能を掲げたモデルだ。アブソルートは2.4リッター直4 DOHC i-VTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)をハイオク仕様の高圧縮に仕立てた、スポーティグレードに位置づけられる。

このクルマの肝は、着地寸前まで攻めない車高設定にある。軸となるのはイデアルのエアサス(空気圧で車高を調整するサスペンション)だ。絶妙なローダウンフォルムを成立させている。落とし切らずほど良いバランスで止めた判断が、純正+αの品を保ちながらオーラを引き出す決め手になった。

ナックルとロアアームは純正加工! RB3型オデッセイの足まわりへのこだわり

足まわりは、エアサスに頼るだけの安直な仕上げではない。ナックルとロアアームは、いずれも純正を加工して使う。フロントアッパーアームにはスキッドレーシング、リアアッパーアームにはクスコを投入した。見えない部分まで手を入れた点に、オーナーのこだわりがにじむ。

好バランスな車高に合わせ、ブレーキもイデアルのキットで大径化した。組み合わせるホイールは、レーシーなホンダ車の空気に素直に馴染むグノーシスCV201の19インチだ。フロントが19×9J、リアが19×10J インセット-38というサイズになる。タイヤはフロントにミネルバF205の215/35、リアにマックストレックの235/35を履く。精悍な意匠のホイールと大径ブレーキが、硬派な足元を作り上げた。

フロントグリルの後期化と砲弾LEDテール! RB3型オデッセイの純正風味ディテール

外装は、小振りながら存在感で語るノブレッセのボディキットが担う。RB3型は顔まわりの丈が短いのが特徴で、それを生かすためにあえて小振りなノブレッセを選んだ。リアもノブレッセでまとめ、ウイングはモデューロを合わせて純正風味を残している。マフラーもノブレッセだ。

ディテールの詰めも隙がない。フロントグリルはカメラ付きの後期グリルへ変更した。流通量が少なく、探し出すのに苦労した部品になる。テールランプはワンオフの砲弾型LED仕様で、リフレクター部のLED化も純正加工で仕込んだ。サンルーフは純正オプションを活用し、フォグランプはHID屋、ドアミラーウインカーはレヴィーアを選択している。

内装にも同じ姿勢が貫かれる。ピラーはスエードに張り替え、Aピラーへツイーターを埋め込み加工した。フロントドアは純正アウターバッフルを加工し、スピーカーはロックフォードを組む。LEDスカッフプレートはホンダアクセス製だ。純正加工を軸に据えつつ、純正+αのシンプルさを追い求めた結果、大人スポーティな1台へと結実した。

限界まで落とすでも、パーツで飾り立てるでもない。“しゅう”さんと“りな”さんが選んだのは、純正の良さを土台に据えて、そこへ一歩だけ踏み込む道だった。着地させない車高、見えない足まわりの加工、探し歩いた後期グリル。そのひとつひとつに、若い2人がクルマと向き合ってきた時間が刻まれている。派手さで押さない仕上げだからこそ、じっくり眺めるほどに味わいが深まっていく。

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