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古いレーダー探知機では役立たず! 速度違反取り締まりの常識が新ステージへ

移動式オービスと最新のレーダー探知器の現状

 最大級のオービス情報サイト「Orbis Guide」を運営する「パソヤ」は、全国的に普及が進んでいる移動式オービスの現状について公開。あわせて、7月10日に愛知県の南知多道路で運用された”レーザー式”の移動式オービスに対し、2社の最新レーダー探知器がどう反応するのかをテストした。ドライバーにとって興味深いパソヤの調査をレポートしたい。

 

移動式オービスとは

 移動式オービスは、クルマの速度違反を自動で取り締まることができる小型取締装置のこと。正式には「可搬式速度違反自動取締装置」や「半可搬式速度違反自動取締装置」と呼ばれる。

 すでに北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・島根県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・富山県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・兵庫県・奈良県・岡山県・広島県・香川県・福岡県・佐賀県・長崎県・大分県・宮崎県にて稼働中または導入決定(令和元年7月現在)。令和2年には全ての都道府県に導入されるという。

 なお、移動式オービスはかつてワンボックス車に搭載されたタイプはあったが、今回テストしたのは新タイプとなる。

 

移動式オービスの種類

 この移動式オービスにはさまざまなタイプが存在。現在は主に下記の3種類が全国で活躍しているが、埼玉県北本市と岐阜県大垣市に存在するSensys SSSという新型オービスは、ポール埋設にて固定されるので今回は移動式に含まないことにした。

◎LSM-300(東京航空計器株式会社製)

 多くの県で導入が進んでいる、三脚に載せて使う小型タイプの移動式オービス。レーザー(光)を使って違反車両の速度を計測する仕組み。ひとりでも移動でき、数時間単位での運用が可能だ。

◎Sensys MSSS(Sensys Gatso Group)

 埼玉県や岐阜県、最近では北海道にも導入された小型の移動オービス。ストロボとカメラ本体を別々の三脚にセットするセパレート型となっているのが特徴だ。速度はレーザー(波)で計測し、こちらもひとりで移動可能で、数時間単位の運用ができる。

◎LSM-300HK(東京航空計器株式会社製)

 現在、埼玉県と岐阜県で運用されている中型タイプのオービス。トラックとパレットトラックにより移動することができ、レーザー(光)を使って違反車両の速度を計測する。岐阜県では数日間無人で設置されることがある。

 

 

従来式オービスとのちがい

 これまでのオービスは”場所”を覚えられると効果は下がるものの、移動式オービスの設置場所は無限。スペースに関しても”たたみ一畳”ほどのスペースで設置できるため、通学路などの狭い道路でも取り締まりが可能となる。

 さらに、レーザーで計測するタイプは従来のレーダー探知器では対応不可能。それ以外にも、15キロオーバーなどの青キップクラスの違反も検挙することがあり、しかも東京都や愛知県などでは手前に警告看板を設置せずに運用を行なうなど、ドライバーにとっては悩みどころというか、神出鬼没な取り締まりができるという。

 ちなみに「ネズミ捕り」と呼ばれるスピード違反の取り締まりは、その場で違反切符の処理を行なう広いスペースが必要だったが、移動式オービスは後日呼び出す方式のため必要なし。人員も2名程度で行なえるので効率的なのは言うまでもない。

 

移動式オービスの最新対策

 移動式オービスに対応可能をうたった探知器は、2メーカーから各1モデルずつ発売されている(7月現在)。4月にユピテルよりLS300が、6月にはコムテックから807LVがレーザーを受信できる機能を搭載。「パソヤ」のテストではどちらも200メートル以上手前から反応することを確認したという。

 ただし、周囲の車両などが遮蔽物になったり、コーナー先に設置されていたりすると探知距離が短くなることもある(下はテスト時の動画)。

 また、移動式オービスの対策に「オービスガイド」というアプリがあるそうだ。リアルタイムで情報を共有できるのと、無料から使えるのがメリットだが、利用者が少ない地域では情報が投稿されにくいそうだ。

 とはいえ、オービスは事故や違反を減らすのが目的。これからは今まで以上に、いつでも、どこでも安全運転を心がけたい。

(ちんサブ)

 

【詳しくはこちら】

オービスガイド・全国オービス情報サイト
https://orbis-guide.com/

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