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昭和懐かしアイテムがナビと連動して復活! トヨタ「ハイエース スーパーGL」がカリフォルニアルックで誕生しました

角型四灯ヘッドライトにメッキ製グリルと大型バンパーが特徴の「Carica(カリカ)」

アルパインスタイルからふたつの提案

 最新のアルパイン製品を中心にカーエンターテイメントの可能性を切り開くアルパインスタイル。2023年1月に発表したアメリカンクラシックの雰囲気を漂わすコンプリートカー「Havana(ハバナ)」と「Carica(カリカ)」の2台が今どきのお洒落なライフスタイルにマッチすると話題になっている。

フルパッケージとしてリリース

 アルパインスタイルでは、これまでアフターマーケットのホイール、エアロパーツ、サスキットを装着させたコンプリートスタイルを提案してきたが、今回のモデルはパーツを付け足すスタイルではなく、フルパッケージの完成車として販売される。

 クルマのコンセプトは、人を惹きつける魅力を持っているアメリカンクラシックカーのノスタルジックな要素を漂わすデザインを採用。そしてアメリカのアソビ文化の象徴であるサーフィンに目を向け、サーファーたちの聖地であるカリフォルニア州ハンティントンビーチがよく似合う世界観でクルマも作り込まれている。

 トヨタ「ライズ」をベースにアメリカンクラシックをリスペクトしたHavanaは、どことなく往年の名車「ジープワゴニア」を彷彿とさせるデザインが特徴だ。

 SUVの元祖というべきジープワゴニアは、ジープ製造で有名なウィリス・モータース(カイザー社)が軍用車として使っていたジープをワゴンモデルとして発売したことがルーツとなる。四角いライト、大型のグリル、独特の表情を作り出すフルメッキのアウタートリムなど、アルパインスタイルのHavanaが持つ雰囲気は、アメリカンクラシカルの象徴でもあったジープワゴニアの魅力的な要素を取り入れながら、現代に通じるデザインを持っている。

 その雰囲気はアクティブな外遊びを強く感じさせるデザインであり、それが妙に男心をそそる。また、一方で女性目線の印象は「カッコよさもあるけど、可愛らしい」という声が多いそうだ。

西海岸の雰囲気にハイエースをカスタム

 一方、角型四灯ヘッドライトにメッキ製グリルと大型バンパーが特徴の「Carica(カリカ)」のネーミングの由来は、「カルフォルニア ドリーミング カー」。自由に生きること、青い空と海と共生することをコンセプトに、カルフォルニアビーチの世界観をイメージ。

 実用面でも広いキャビン空間を生かし、趣味やレジャー等さまざまな用途に対応できるマルチビークルとして製作された。

 ベースはトヨタ「ハイエース スーパーGL」である。外遊びを中心としたアウトドアカーライフを楽しむために、室内には車中泊用の専用ベッドキットを設定。どこに出かけても足を伸ばしてくつろげるプライベート空間を確保できる作りになっている。

 また、カーオーディオについてもアルパインの大画面フローティングナビや、前後方向ドライブレコーダー機能付きデジタルインナーミラー、そして高性能スピーカーなども設定。これらはオプションで様々なモデルを選べるようになっている。

 オーディオ系の注目パーツはAピラーにセットするアルパイン独自のアンビエントライト付きツィーターだ。今回、参考出品されていて、ナビの案内に合わせて曲がる方向をオレンジ色に点滅させる機能を持っている。これによって、ナビ画面を直視することなくドライバーに直感的に曲がる方向を伝えてくれるというわけだ。

 この機構、大昔に流行ったリアトレイに置くスピーカーとウインカーを連動させたものを思い出す人も多いだろう。懐かしのシステムを逆転の発想で蘇らせたアイテムは、昭和世代にとっても注目のアイテムといえるだろう。

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 旧き佳きアメリカンカルチャーを表現し、オーナーのこだわりをお洒落に表現するHavana(ハバナ)とCarica(カリカ)。異国情緒を感じさせながら、懐かしさのあるデザインと現代のクルマにはない武骨で力強いスタイルの融合が、とてもカッコよくて輝いていた。

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