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「無限」の2台がアツい! プレミアムスポーツSUV風「ZR-V」にやる気満々の「シビックタイプR」の中身とは

今回は参考出品だがどこまで製品化されるか楽しみだ

魅力的な2台を展示!

2023年2月10日〜12日までインテックス大阪で開催されている大阪オートメッセ2023。まもなく発売を控える「ZR-V」のカスタマイズカーとシビックタイプRを展示したホンダブースには、無限が手掛けるモデルも並んでいた。

無限ZR-V Emotional Urban Sports

ホワイトのボディにグロスブラックのアイテムをプラスした無限ZR-Vは「Emotional Urban Sports」をコンセプトとしたものだ。

今回の車両はカスタムコンセプトと銘打ってはいるものの市販化を前提としたものとなっており、プレーンな印象のZR-Vをほどよくスポーティに彩っている。

とくにフロントグリルは純正の縦基調のものから、横基調のラインを強調したものへと変更されており、フロントマスクの印象を一変させている点が面白い。現段階では複雑なデザインをどのように量産化するか検討中とのことだが、このスタイルのまま販売されることを期待したい。

そのほかは前後のアンダースポイラーやサイドスポイラー、テールゲートガーニッシュなども装着している。テールゲートガーニッシュは、フロントに対してどうしてもアクセントが弱くなりがちなリアゲート周りを彩るパーツとして、複雑な造形が与えられている点に注目だ。

マフラーに関しては左右2本ずつの4本出しのテールパイプを採用することでアグレッシブさを強調しており、フィンタイプの19インチアルミホイールと相まって欧州のプレミアムスポーツSUVのような一体感を見せている。

新型シビックタイプR 無限仕様

そして無限の名前を冠する目玉車両とも言えるのが、新型シビックタイプRだろう。リアルカーボンが無言の迫力を醸し出しているスタイルとなっているが、この車両に装着されているフロントスポイラーとボンネットはすでにスーパー耐久に参戦している車両にも装着されて実戦デビューをしている本格的なもの。ボンネットはレースで得た知見をフィードバックしてダクトを見直すなど、市販化までにさらなるアップデートが期待されるアイテムだ。

リアに目を移すとセンター1本出しとなったマフラーが目を引くが、これもレースマシンのイメージをフィードバックしたもので、大型のリアディフューザーとともにさらなる空力性能のアップがなされていることは間違いない。リアウイングも先代シビックタイプRのレース車両に装着されていたものの形状を踏襲したものとなっている。

そして足元にはBBS製の19インチホイールに無限のセンターキャップの組み合わせ。これはあくまでコンセプトとなるが、いずれBBSと無限のコラボモデルが生まれることになるかもしれない。

インテリアに目を移すとノーマルのタイプRとは異なるシックな世界観が広がっており、ブラックのフルバケットシートやフロアマットだけでなく、フロアカーペットやシートベルトもブラック化され、落ち着いた雰囲気となっていたのが印象的。鮮烈なレッドの内装色も魅力的だが、こういった黒系の内装色を選ぶことができてもアリだなと感じさせてくれるものとなっていた。

そのほかの機能パーツとしては、およそ20ミリダウンとなるスプリングやブレンボ製のブレーキ、そしてフロントバンパー奥にはオイルクーラーが装着されていた。これも試作品ということで実際に市販化されるかは未定ということだが、今後もレースシーンで培ったデータやユーザーの声などを考慮しながら開発を進めていくとのことなので、期待して待ちたい。

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