サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

フィアット「500X」をアゲ系SUVに! ゴツカワなルックスに仕立てる技を聞いてみました

2016年式フィアット500XクロスプラスとオーナーのShuheiさん

人とカブらないSUVならフィアット「500X」がオススメ

2023年3月19日(日)に富士スピードウェイで開催されたイベント「ASSO Driving Pleasure Giolno Della Famiglia in FUJI Speed Way 2023」には、フィアット&アバルトを中心としたイタリア車100台以上が集まりパレードランを楽しんだ。今回は、イタリア車に強い輸入車ショップのスタッフが乗るプライベートカー「500X」がカッコよかったので紹介しよう。

ブリティッシュグリーンの500Xクロスプラスが日々の相棒

静岡県御殿場市にある輸入車専門店「アウトスペック」の営業スタッフであるShuheiさんは、プライベートカーとしてフィアット初のコンパクトSUVである「500X」に乗っている。2016年式で、グレードは排気量1.4Lの直列4気筒マルチエアターボエンジンに9速ATを組み合わせた4WD仕様の「クロスプラス」だ。

「この500Xクロスプラスは1年ぐらい前に買いました。500Xのサイズ感と丸みのあるボディラインが好きです。個性的なブリティッシュグリーンのボディカラーにも惹かれ、ブラウンのシートやクロスプラス専用のバンパーなどもお気に入りポイントです。以前はイタリア車とはキャラクターがまったく異なるメルセデス・ベンツのGLKやC250クーペに乗っていました」

個人的に500Xのことが好きで、日々の移動の足としてはもちろん、余暇を楽しむ際の相棒としても乗っているとのことだが、クルマのプロとしてユーザーに500Xの魅力をもっと提案したいとも思っているそうだ。

「500Xは、良いクルマなのですが、中古市場でそれほど高くないんですね。流通数こそ少ないものの、普通の500よりも買いやすいといえます。とはいえ、やはり500のユーザーさんが圧倒的に多いので、他の人とカブリたくないイタリア車好きに500Xという選択肢もあるよ、といった感じでオススメしたいです」

兄弟車「レネゲード」用キットでリフトアップ

Shuheiさんのプライベートカーを見て、いいな、欲しいな、と思った500Xファンには同じ仕様のクルマを製作することも可能とのことなので、ディテールを伺ってみた。まず、4輪駆動車を中心とした自動車用品で知られるJAOS(ジャオス)がリリースしているジープ「レネゲード」用リフトアップキットを用いて車高をアップしていた。500Xの兄弟車であるレネゲード用の当キットは、純正のダンパー&コイルスプリングのそのまま使えるので、乗り心地やフィーリングがほとんど変わらないことに加え、導入コストも抑えられる点もポイントだ。

車高が上がった500Xに、さまざまな地形と天候を走破できる本格オールテレーンタイヤであるトーヨータイヤのオープンカントリーと、ホットスタッフコーポレーションの本格派4WDホイール、バークレイ ハードロックをセット。ブレーキはディクセルで、迫力あるアピアランスを生み出すことに貢献しているオーバーフェンダーは汎用品を装着している。

アフターマーケットパーツのディバーターバルブアダプターを取り付けているエンジンは、センターインテーク構造を採用しているTEZZOカーボンエアインテークシステムと、同じくTEZZOのlxyスポーツマフラーを装備することで吸排気系の効率をアップ。lxyスポーツマフラーはエンド部分が2本出しなので、スポーティな見た目も楽しめるようになっている。

500Xのラゲッジスペース容量は350Lで、後席を倒すと1000リッターまで拡大することができる。この日のイベントでも、リアゲートを上げた状態でアウトスペックブースに置かれたShuheiさんの愛車は「走るお客様受付センター」としてフル活用されていた。そのカッコよさを数多くのフィアット好きが目にしているので、フォロワーが現れるかもしれない。

モバイルバージョンを終了