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レクサス「IS」「GS」に3代目「ロードスター」など、2023年以降の車検時に自動車重量税が重課となるクルマとは?

3代目日産セレナも自動車重量税が重課となる

ハイブリッド車であっても重課となる

毎年やってくる自動車税とは異なり、車検のタイミングで支払いとなるため、単体でその金額を見ることがすくない自動車重量税。しかしこちらもクリーン化税制の対象となっており、登録から13年、そして18年が経過した車両に関しては段階的に重課の対象となっているのだ。そこで今回は、今年でデビュー18年を迎え、次回の車検時に自動車重量税が重課となってしまう可能性がある2005年にデビューした車種をピックアップしてみよう。

レクサスIS/GS

トヨタのプレミアムブランドとして、今ではすっかり日本でも浸透した感のあるレクサス。そのレクサスブランドが日本でスタートしたのがまさに18年前の2005年の出来事だった。

その日本でのレクサスブランド立ち上げ時のラインナップとして登場したのが、アルテッツァの後を継いだ初代IS(グローバルでは2代目)と、アリストの後を継いだ初代GS(グローバルでは3代目)、そして日本国内でソアラから改名したSCの3車種だったのである。

ISとGSはどちらもスポーツセダンとしての性格を持ち合わせており、共に後輪駆動レイアウトを採用。ISは2.5Lと3.5LのV6エンジンを、GSは3.5LのV6と4.3LのV8エンジンを擁しての登場となっており、大排気量モデルは自動車税と重量税のダブルパンチとなりそうだ。

ホンダ シビック(8代目)

ホンダのラインナップの中心を長らく担ってきたシビック。しかし2001年に登場したフィットがかつてシビックが担っていたポジションをカバーすることになり、2005年に登場した8代目モデルはついに3ナンバーサイズのワイドボディを携えての登場となった。

また、初代から脈々と受け継がれてきたハッチバックボディもこの世代ではラインナップせず、セダンに一本化。ガソリンモデルは1.8Lと2Lのエンジンを搭載するなど、かつてのアコードのポジションに収まった。

さらに先代から登場したハイブリッドモデルも継続設定し、こちらは1.3L+モーターと先代モデルと同一の組み合わせながら、一定条件時にはモーターのみでの走行も可能になる進化を見せていた。

なお、いまだに高い人気を誇るタイプRは2007年に追加となっているため、まだ18年は経過していないのでご安心(?)いただきたい。

マツダ ロードスター(3代目)

人馬一体の走りが多くのユーザーに支持されている、日本が世界に誇るオープン2シーターのロードスター。その3代目モデルも2005年にデビューした車種のひとつ。

この3代目モデルは当時資本関係にあったフォードの意向もあり、RX-8と共通のプラットホームを使用するという制限があったため、3ナンバーサイズのボディと2Lのエンジンという、それまでのロードスターに比べて大型化を余儀なくされた。

当時はそこだけをピックアップして“大きく重くなった”と否定的な意見も多かったが、乗ってみればしっかりロードスターの乗り味を有していた。2005年度の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、高い評価を集めた1台となっていた。

三菱アウトランダー

今ではPHEV専売車となり、三菱のフラッグシップモデルとして高い走行性能と環境性能、そしてフラッグシップに相応しいプレミアム感も兼ね備えたモデルに進化したアウトランダー。

ただ2005年に登場した初代モデルは、それまで存在していたエアトレックのあとを受けて登場したミドルクラスのクロスオーバーSUVという立ち位置となっていた(そもそもエアトレックの輸出名がアウトランダーだった)。

そのため、パワートレインも2.4Lの直4エンジンのみ(2007年のマイナーチェンジ時にV6 3Lを追加)となっていたが、全車4WDの設定で(FFモデルは2008年8月にようやく登場)、四輪駆動に定評のある三菱のプライドが見え隠れしていた。

またミドルクラスでありながら、エマージェンシー用の3列目シートを備えた7人乗り仕様も用意されており、使い勝手に優れた1台に仕上がっていた。

日産 セレナ(3代目)

5ナンバーサイズのミニバンとしてライバルのステップワゴンやノア/ヴォクシーとしのぎを削っているセレナ。その3代目モデルが登場したのも2005年のことだった。

3代目となったセレナはプラットホームを一新。エンジンも新開発の2Lになり、組み合わされるトランスミッションも同じく新開発のエクストロニックCVTになるなど、正真正銘フルモデルチェンジを果たしたモデルとなっていた。

内装もインパネシフトや、前後にスライドが可能なシートも兼ねたセンターコンソール、多彩なシートアレンジなど、すでにこの頃にミニバンとしてのレイアウトは完成の域に達していたと言っても過言ではないだろう。

* * *

今回は登場から18年が経過して自動車重量税が重課となってしまう車種をご紹介した。車両重量によって課税額が変わるものであるため、自動車税とは異なり、ハイブリッド車であっても重課となる。

とはいえ、そもそも年式が古いからと言って車両重量は変わらない。エコカーだから減免、古いから重課というのは無理があると思ってしまうのは筆者だけではないハズだ。

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