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彼女の初めてのクルマはマツダ「RX-7」。純正ルックのまま中身をリフレッシュ!「死ぬまで付き合います」

じつは“もじゃっく”さん、このクルマが初の愛車だそうだ

何も知らない状態で購入し、今はある程度まで自分でメンテできるように

2023年は28回もの旧車イベントを主催(協力)する日本旧軽車会。その4回目となる「昭和平成オールドカー展示会」が、4月23日に埼玉県上尾市のアリオ上尾で開催された。300台もの国内外の旧車が集合した中から、今回はFD3S型マツダ「RX-7」に乗ってきたうら若き女性オーナーを紹介しよう。

「おにぎりが回るエンジン」が気になってRX-7をセレクト

1997年式マツダ「RX-7 タイプRS」を2018年に手に入れたというオーナーの“もじゃっく”さん、じつはこれが最初の愛車だそうだ。

「乗りたいクルマの条件が3つあって、ひとつはリトラクタブルヘッドライト。ふたつめが同級生が乗ってなさそうなクルマ。で、最後が普通と違うエンジンのクルマ。候補はいくつかあったんですけど、おにぎりが回るエンジンがあるっていうのを耳にしたんですよ。それがロータリーエンジンなんだって知って、リトラで同級生が乗ってなさそうで、人と違うエンジン。あ、これだって」

中身はリフレッシュしつつ「やってる感」が見えないように

まったくと言っていいほどクルマの知識がない状態でRX-7を手に入れた“もじゃっく”さん。購入時から強化クラッチが入っていたそうで、クラッチの重さとはこんなもんなのだろうと思っていたところ、友人のクルマに乗ってあまりの軽さにビックリしたり。燃費の悪さも、人よりガソリンスタンドに行く回数が多いな、くらいに思っていたという。

その他、購入当時はファンベルトぶっちぎれ事件、水漏れ事件などがあったそうだが、師匠と呼べる知人をはじめクルマ好きのつながりが拡がっていき、今ではある程度は自分でメンテナンスを行ったり、自分なりのこだわりで、クルマをイジったりしているようだ。

「補器類は、ほとんど変わってるんですよ。見た目地味なんですけど燃料ポンプ、イグニッションコイル、ソレノイドバルブのユニットとか。ソレノイドを制御するホース類なども純正のホースと長さを合わせて、シリコンホースをチョキチョキ切って、それも青とか赤とか派手な色じゃなくて、絶対黒がいいって。インテークもアルミ製に換えてるんですけど、それもキラキラするのがイヤで、ちぢみ塗装してもらって。なので、見た目は地味でノーマルなんですけど、中身はわりとリフレッシュしてるかな、って。“やってる感”が見えないようにしています」

いつか棺桶を引っ張ってもらうのはこのクルマ?

「見た目のこだわりとしては当時感を出したい、っていうのがあって。当時感といってもそんなにクルマに詳しくはないんですけど、当時販売されていたパーツだったり。ホイールも3本スポークが欲しかったんですけど、アドバンレーシングはみんな履いているんで、同じ3本スポークのスーパーアドバン・ジェネレーション2にしたり。あと私、手が小さいんで、削り出しでシフトノブを作ってもらいました」

長く乗るための整備と、当時感を出しながらの純正ルックにこだわっている“もじゃっく”さん。今後は、何かクルマに手を入れる予定はあるのだろうか。

「これが一番気に入ってる姿なんで見た目はこのままですね。今12万9000kmなんですけど次にやりたいには、オーバーホールを視野に入れたリフレッシュですね。私が死んだら棺桶を引っ張ってもらうのはこのクルマ、って勢いで付き合ってます」

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