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【カスタム費用1000万円】トヨタ「ヴェルファイア」のテーマは「さくら」でした。ブレーキはポルシェ「カイエン」を移植

ローハンのボディワークがあらゆる箇所に巧みに取り入れられ、唯一無二のヴェルファイアの姿となった

「桜」がモチーフのカスタム

ドレスアップカーイベントに通い、次第に自分のクルマも賞をもらえるようにカスタムしようという気持ちが芽生えたトヨタ「30ヴェルファイア」乗りの“ヒカル”さん。その仕上げは大胆かつ個性的だが、ドレスアップしながらもファミリーカーとしての利便性を損なわないように作り込んでいた。特徴は、強烈なカラーリングによってインパクトを高めている点。現在のドレスアップシーンでは、ここまで様々な技法を使った装飾エクステリアを組み合わせて作らないと上位入賞は難しいそうだ。

エアロだけでなくボディペイントでアピール

ボディカラーは、幾何学模様にアレンジを加えたバーニングブラックペイント。迫力満点のエクステリアはフロントバンパー/サイドステップ/リアバンパーがアドミレイション製で、グリルはゼウスをベースに特殊塗料を使い、さらに彫刻彫りで加工を加えている。

また、ヘッドライトはSFTというワンオフヘッドライトショップにオーダーしたワンオフ品で、他にもバンパーダクト、サイドダクトにボディペイントに合わせてオレンジクローム処理を施し、サイドプレートやルーフプレートにはヘアラインを入れるという凝りようだ。

さまざまな技法を駆使し、組み合わせているのなかで一番こだわったポイントを訊くと、それは「桜の模様」ということだった。

よく確認すると、エクステリアにも桜の模様を立体的に描いた箇所がいくつもある。たとえば、ダクトの内側やテールランプの中に美しい桜が散りばめられている。また、内装のフロアマットもワンオフ製作で、ここにも桜がアレンジされている。ちなみにお子さんの名もサクラちゃんということだった。

ファミリーカーとしてカスタム

インテリアはエルティードにオーダーして仕上げてもらっている。基本的に内装はファミリーカーとして使えるように乗車定員はそのままに、ホワイトとワインレッドとサクラを組み合わせるスタイルでコーディネイト。

これにロックフォードのオーディシステムをセットし、ドアの内張りを含めて魅せるオーディオを完成させている。

がっつり下がった車高は、ボルドワールドのエアサスによって生み出している。

セットしたタイヤは、フロント:235/30、リア:245/30のニットー&ファルケンの組み合わせで、ホイールはクレンツェのフロント:9.5J、リア:10Jの22インチモデルを履かせている。

これだけの大口径ホイールになると、ブレーキキャリパーも気になる。そこで、ヒカルさんはポルシェ「カイエン」のブレーキを入手。専用ブラケットを製作して取り付けていた。

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かなりやり込んだ30ヴェルファイア。その気になるカスタム費用は、すでに1000万円に達するということ。さすがに手をかけすぎたかな、と思っているそうだ。

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