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開幕戦で優勝! 熟成進むホンダ「NSX GT3」で王者を狙う「TEAM UPGARAGE」【SUPER GT Teams】

18号車UPGARAGE NSX GT3とHONEYSの阿比留あんなさん

中古パーツ販売で有名なカー用品店が参戦

日本を代表するGTレースとして、海外でも人気の高い「SUPER GT(以下、スーパーGT)」。GT300クラスは国内外のメーカーがしのぎを削っている。世界的に人気のFIA GT3車両をはじめ、JAF-GT、マザーシャシーと3タイプのマシンが混走し、毎戦で激しい戦いが繰り広げられている。今シーズンを戦う27台のなかから、今回は18号車UPGARAGE NSX GT3で戦う「TEAM UPGARAGE」を紹介しよう。

開幕戦優勝の実力を第4戦以降で見せつけてほしい!

車両やパーツの買取・販売でおなじみの「UP GARAGE」を母体とするレーシングチームで、スーパーGTには2015年より本格的な参戦を開始。トヨタ86MCを投入し、2018年には中山友貴/小林崇志が開幕戦の岡山で初優勝を獲得した。

2019年に主力モデルをホンダNSX GT3にスイッチ。第5戦の富士で、小林/松浦孝亮/山田真之亮が4位に入賞した。2020年の第3戦・鈴鹿では小林/松浦が2位表彰台を獲得し、2022年には小林/太田格之進が2度の表彰台を獲得するなど、トップ争いの常連チームとして定着しているが、2023年もTEAM UPGARAGEのホンダNSX GT3が上位争いの鍵を握ることになりそうだ。

まず、ドライバーラインナップについて、経験豊富な小林が引き続きエースドライバーとして起用されているほか、若手成長株の小出 峻がセカンドドライバーに抜擢されている。マシンは抜群のトップスピードを誇るNSX GT3で、富士スピードウェイをはじめとするハイスピードコースはもちろん、テクニカルコースでもセッティングが進んできているだけに素晴らしいパフォーマンスを発揮するマシンに仕上がっている。

事実、開幕戦の岡山では予選で18番手に沈むものの、決勝では劇的な逆転劇を披露。小林/小出は初めてタッグを組むコンビながら見事優勝している。

残念ながら第2戦および第3戦は苦戦を強いられたが、NSXとヨコハマタイヤの相性が良く、コンディション次第では今後もTEAM UPGARAGEの18号車が予選はもちろん、決勝でも上位争いを左右する可能性が高い。小林/小出は初戦から息のあったコンビネーションを見せているだけに、今後も上位争いの鍵を握る存在として、TEAM UPGARAGEの18号車の動向に注目したいものだ。

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