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「Yogibo Racing」は2023年シーズンから参戦開始!「Yogibo NSX GT3」で初優勝を狙う【SUPER GT Teams】

27号車 Yogibo NSX GT3とYogibo Racing Girlsの一之瀬優香さん

2023年にシリーズ参戦を開始した勢いのあるチーム

日本を代表するGTレースとして、海外でも人気の高い「SUPER GT(以下、スーパーGT)」。GT300クラスは国内外のメーカーがしのぎを削っている。世界的に人気のFIA GT3車両をはじめ、JAF-GT、マザーシャシーと3タイプのマシンが混走し、毎戦で激しい戦いが繰り広げられている。今シーズンを戦う27台のなかから、今回は27号車Yogibo NSX GT3で戦う「Yogibo Racing」を紹介しよう。

フレッシュな若手コンビと熟成が進むNSX GT3で挑む

ビーズソファの有名ブランド「Yogibo」は、全日本モトクロス選手権で「マウンテンライダーズ」をサポートするほか、2021年には道上 龍が率いるDrago CORSEをサポートする形で、スーパーGTへの参戦を開始。さらに2022年にはYogibo Racingを結成し、GTワールドチャレンジ・アジアに参戦するなどモータースポーツフィールドで積極的な活動を行ってきた。

そのYogibo Racingが2023年よりスーパーGTで本格的な活動を開始。新規チームとしてGT300クラスへの参戦を開始している。

ドライバーはこれまでFIA-F4で活躍してきた岩澤優吾と、同じくFIA-F4のほか、86/BRZレースやスーパー耐久で活躍してきた伊東黎明の若手ルーキーコンビで、マシンはホンダNSX GT3を投入。チーム監督は芳賀美里と、まさに新興チームとしてフレッシュな体制と言える。

当然、チームとしては経験不足の状態ではあるが、それでも2023年シーズンの開幕戦・岡山では鮮やかなブルーを身にまとうNSXが予選で9位につけたほか、決勝では4位に入賞するなどデビュー戦としては順調なスタートだと言えるだろう。

続く第2戦の富士は15位に終わり、第3戦の富士も20位という結果だったが、岩澤/伊東の若手コンビは確実に進化の過程にあるだけに、中盤戦以降の期待値は高い。NSX GT3も抜群の空力性能を武器に高速コースで猛威を発揮するマシンで、近年は高速コースのほか、テクニカルコースでも素晴らしいパフォーマンスを発揮している。それだけに、瞬発力のある若手ドライバーとマシンのセッティングが噛み合えば、予選から上位争いをすることだろう。

ドライバー、チームともにまだ荒削りな部分があり、その実力は未知数。だが、後半戦で上昇気流に乗ることができれば、Yogibo Racingの27号車が上位争いに絡んでくるに違いない。

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