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親子でダットサン「スカイライン2000GT-R」と「フェアレディ2000」を楽しむ! クルマ好きファミリーの理想の姿を見せてもらいました

新潟の老舗ヒストリックカー・イベント

「若者のクルマ離れ」などという言い回しもいまや使い古された感もあるが、それはあくまで趣味世界とは無縁の世間の一般論。例えば日本全国各地で頻繁に開催されるヒストリックカー・イベントなどでは、ヒストリックカーを楽しむ若い女子グループや、親子でラリー競技に参加するようなクルマ好きファミリーも少なくない。そんな幸せなクルマ好きが数多く集まるヒストリックカー・イベントのひとつが、さる2023年9月3日(日)に開催された「クラシックカーレビュー ITOIGAWA」である。

参加台数をスリム化して130台で開催

1992年、新潟県の糸魚川市で第1回目が開催された「日本海クラシックカーレビュー」。回を重ねるごとに盛り上がりを見せ、今ではわが国有数の老舗ヒストリックカー・イベントとして広く認知されている。しかしその知名度と人気ゆえ、近年は会場やスタッフのキャパシティが飽和状態となりつつあった。そこで2022年をもって長年親しまれてきた「日本海クラシックカーレビュー」としての開催は一旦終了。

2023年からはその名称も「クラシックカーレビュー ITOIGAWA」と改め、参加台数のスリム化、市内パレードの割愛など、一部コンテンツを見直したうえ改めて開催されることとなった。リニューアルされたとはいえイベントのコンセプト、そして主催者とエントラントのクルマに対する情熱にはいささかの変化もない。

このイベントの参加車両は国籍を問わず1974年以前に生産されたクルマが対象となる。今回のクラシックカーレビュー ITOIGAWAの参加車両は130台。そのうちおよそ2/3となる87台が国産車だったが、さらにその中でも総勢27台と一大勢力を占めたのが、新旧「スカイライン」や「フェアレディ」をはじめとする日産車たちである。

あらためてイベントのパンフレット、エントラントのリストを見ていると、1969年式のダットサン「フェアレディ2000」(SR311)で参加の石川晴夫さんと、1970年式の「スカイライン2000GT-R」(PGC10)で参加の石川恵太さんが、どちらも福井県からの参加となっている。もしやと思いお話を聞いてみれば案の定、2人は親子の間柄であった。

クルマ好きファミリーの理想的な姿

クラシックカーレビュー ITOIGAWAは基本的には車両展示がメインの静的なイベントであるが、イベント内イベントとして午前中には30台ほどのエントラントが糸魚川市内を舞台にした「ジョイフル・ラリー」にも参加する。このラリーに息子の恵太さんがドライバー、父親の晴夫さんがナビゲーターとしてフェアレディ2000で出走した。もちろんその間、スカイライン2000GT-Rの方は展示スペースでお留守番である。父親の晴夫さんはこのように話す。

「もともと2輪、3輪、4輪を問わず乗り物好きだったのですが、やはり日産車党だったのでかれこれ20年くらい前に知人の乗っていたスカイライン2000GT-Rを譲ってもらいました。で、その少し後にフェアレディ2000も増車したのです」

「ですから僕が物心ついたときには、すでに自宅にはフェアレディ2000とスカイライン2000GT-Rがあったんです。でも、子どもの頃はフェアレディ2000は苦手でした。だって暑い日だとアイスクリームは溶けちゃうし、帽子は飛ばされちゃうし(笑)」

と息子の恵太さんが続ける。

「恵太は一時、オープンカーがトラウマみたいになってたよね(笑)」

と、父の晴夫さん。それでも今では晴夫さん同様GT-RもSRもすっかり恵太さんにも馴染んで、どちらもお気に入り。今回のジョイフル・ラリーでもSR311のステアリングを握ったのは恵太さんだ。

「最近は親子揃ってイベントに参加することも増えました」

と楽しげに語る石川さん親子。クルマ好きファミリーの、ひとつの理想的な姿がそこにはあった。

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