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ホンダ「アクティ」をモンスタートラック化! アメリカンテイストにこだわり「クルマは自分を表現するファッションの一部です」

オーナーの吉長智彦さんとアメリカンテイストにこだわったアクティ

アメリカンテイストにこだわったオシャレな1台

軽トラはオーナーのライフスタイルによってカタチを変え、様々なシーンに合わせて大きな変化を遂げています。仕事の相棒、また時には趣味を満喫するための1台として活躍する軽トラは、ライフスタイルを豊かにし「面白さ」も運んでくれます。吉長智彦さんのホンダ「アクティ」は、アメリカンテイストにこだわったオシャレな1台に仕上がっています。

軽トラをモンスタートラック化

兵庫県在住の吉長智彦さんは、お洒落でカッコよく便利に使える軽トラの魅力にすっかりハマッてしまったひとり。所有するのはホンダ「アクティ」で、日頃からクルマもファッションの一部として考えている。そのため、吉長さんの愛車を見ると、荷台はあえてラフにステンシルでペイント処理を施してあり、アメリカンテイストにこだわったオシャレな1台に仕上がっている。

吉長さんはもともと、古いフォルクスワーゲン「タイプ3バリアント」をファーストカーとして使っていた。しかし、このモデルにはエアコンが付いていないため、夏場に乗るのはちょっとシンドイ。そこで何かいいクルマはないかと、昔からお世話になっている兵庫県のオールドフォルクスワーゲンを扱う「ガレージバグ」に相談。たまたま店先に置かれていた「アクティ」に心を奪われ、ひと目惚れし、即購入したそうだ。

ガレージバグは、フォルクスワーゲンの他にもアメリカンテイストのクルマを社長の趣味で製作し、販売も行っている。中でも軽トラは人気が高く、店頭に並べるとすぐに売れてしまうという。代表のノリとその時の思い付きで作るため、同じ仕様が存在しないのも人気の秘密。

ただ、製作するうえでしっかりとしたコンセプトがある。それは、アメリカに存在する巨大なタイヤを取り付けたモンスタートラックをモチーフとし、軽トラをベースに再現すること。それゆえそれらのモデルをガレージバグでは「ベビーモンスタートラック」と名付けている。

レトロな雰囲気を醸し出すカラーリングが最大の特徴

車両カスタムについては、レトロな雰囲気を醸し出すカラーリングが最大の特徴だ。ドレスアップ車のように美しく綺麗に仕上げるのではなく、あえて少しヤレた印象を作り出すのが魅力的。また、ベビーモンスタートラックと名乗れるように、極太タイヤを履かせている点もポイント。一般的な軽トラのタイヤサイズ「145/80-12」に対して、この「アクティ」が履くタイヤサイズは、前後とも「215/50-13」を装着する。見るからに迫力のあるファットタイヤがアメリカンなムードを高める。

メジャーな軽トラとしては、ダイハツ「ハイゼット」やスズキ「キャリイ」の方が人気が高いが、アメリカンテイストの雰囲気を引き出すには、ロングホイールベースを持つ「アクティ」の方がスタイル面でカッコよく仕上がるというのがベース車選びの理由だ。また、ホンダエンジンはなによりも力強く、回転もスムーズで回せる。パワフルでタフなエンジンは、タイヤを太くしてもパワーが喰われる心配がないことも考慮していた。

吉長さんはこの軽トラを普段の移動や買い物用として使っている。その中で感じたのは、エンジンのフィーリングの良さ以上に軽快なハンドリングだった。装着する太いタイヤの影響かと思っていたらしいが、後にガレージバグの代表に話を聞くと、サスペンションはホンダ「バモス」用を移植していることが発覚。フロントタワーバーも装着しているので、剛性感があり、コーナーの連続するような場面でも安定して走れるチューニングを施してあることが判明した。

「この話を代表から聞いてから、ますますアクティが好きになりました。ボディのヤレ塗装、荷台のウッド装飾のアオリ、そしてワイルドさだけでなく、荷物を固定するときにも使えるロールバーの装着など機能面においてもすべてがお気に入りです」

と話す吉長さん。今ではすっかり「タイプ3バリアント」がセカンドカーになり、「アクティ」がファーストカーとして大活躍しているという。

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