細部にわたりバランス良くカスタマイズされている86
GR86/86/BRZが110台も集まったオフ会で輝きを放っていたのは、ブラックボディにゴールドエンブレムを装着した86でした。魅力的なブラック×レッドのインテリアだけでなく、エンジンルームにはターボも装備していて、走りもスタイリングもワンランク上を行く1台を紹介します。
ブラックのボディにゴールドエンブレムが目立つ
2024年末に袖ヶ浦海浜公園で開催された86/BRZのオフ会は、「そでがーでん」という地元のイベントとのジョイント開催となり、通常の駐車スペースではなく、芝生の広場を会場にGR86/86/BRZが110台がずらりと並んだ。そこで発見したのが、ターボを装着した真っ黒な86であった。
ミーティング会場では、ホワイトの次に数が多かったのがブラックボディだったが、そんなブラックボディの中でもホイールも黒で、ヘッドライトもスモークという真っ黒ボディに、ゴールドのエンブレムというコーディネイトで目立っていた1台を発見した。この日は、クリスマスオフ会ということで、クルマの傍でトナカイのコスプレをしてこれまた目立っていたオーナーのHANさんに話を伺ってみた。
HANさんは若い頃にAE86に乗っていたこともあったそうで、そんな縁もあってこのクルマを2017年末に入手したそうだ。購入当初はダウンサスを装着し、アルミホイールを交換した程度だったそうだが、そこから徐々にカスタムはエスカレート。7年の歳月を経て現在の姿になったそうだ。
あえてサイドステップを装着せずグラマラスなボディラインに
フロントにC-WESTのスポイラーを装着しているが、サイドステップはあえて何も装着してない。そして大きなリアウイングは、海外市場向けの純正を流用しているそうだ。フロントとリアに目をひくエアロを装着しあえてサイドスカートを装着しないことで、ボディはよりグラマラスに見えるというわけだ。
スモークのヘッドライトやクリアテールランプは、ヴァレンティ製をチョイスしている。ちなみにフロントのゴールドトヨタエンブレムはグラージオ製をチョイスしているが、側面の86エンブレムはこれに合わせてゴールドに加工した力作だ。そのほかにもフロントのフォグランプカバーは、DIYで加工するなど、細かなギミックを満載している。とにかくボディの隅々まで手が入っている86なのだ。
ターボを装着してドリフトも楽しむ!
足回りはカザマオート別注DG5車高調で、合わせてカザマオートのナックルも使用。ドリフト用にリアは9キロのスプリングに交換している。ホイールはグラムライツ57XTREME SPEC-Dで、18×9.5J インセット+38というサイズをチョイス。これにフロント20mm、リア10mmのスペーサーを使用して最適なオフセットに微調整しているそうだ。
そしてフロントグリルにチラリと見えるインタークーラーが鎮座する。そう、このクルマにはターボが装着されているのだ。TRUSTのターボキットを組み込んであり、現在はドリフトも楽しんでいるそうだ。ちなみにドリフト時には17インチホイールを使用しているという。
「まだまだZN6に乗り続けますよ。むしろこれだけ手をかけちゃうと、後にはひけません(笑)」
