クルマ購入予算を貯めているときに出会った限定カラーを纏う86
全国各地で行われているオフ会。最近は、ボディ色ごとに分けて並べるのが恒例となっているようです。そのためレアカラー車やカスタムペイントが施された車両は必然的によく目立ちます。今回はそんな会場でブリティッシュグリーンのトヨタZN6型「86」を発見。オーナーを直撃してみました。
ZN6型86にも存在したグリーンの限定モデル
約100台のトヨタ 86/スバル BRZが集結したイベント会場でも目立っていたグリーンのZN6型86を発見。グリーンのボディカラーというと、2024年に現行型ZN8型86で200台の限定発売されたことが話題となったリッジグリーンリミテッドが記憶に新しいが、このクルマはより深みのあるグリーンのZN6型86後期モデルだ。オーナーの“おりゅさん”にお話を伺ってみた。
「このクルマは2019年式で、ブリティッシュグリーンリミテッドという特別仕様車です。当初はあまり予算がなく、ブルーを購入しようと思っていたんですが、父に『せっかくならもっとお金を貯めろ!』と言われて予算確保している最中にこのブリティッシュグリーンリミテッドの存在を知り、2023年に入手しました。この色のクルマにはSNSを通じても4台しか会ったことなくて、そのうちの1台はグリーンにペイントした車両でした」
ZN6型86に設定された3色の限定カラー車
ブリティッシュグリーンリミテッドは、2015年のサンライズイエロー、後期型(KOUKI)となった2016年のソーラーオレンジに続くカラーリミテッドシリーズの第3弾として2019年に発売された。ほかの特別仕様車同様、台数限定ではないものの、期間限定の受注だったため、現存台数は非常に少ないレアモデルだ。
内装は、ブリティッシュグリーンのボディカラーにマッチする、タンカラーの本革とブラックアルカンターラの専用シートや、グランリュクス張りのメーターバイザー、タンステッチのステアリングやシフトブーツなどを設定。
またソーラーオレンジリミテッド同様、ブレンボブレーキやザックスショック、17インチの専用ホイール、リアスポイラーなどを追加装着するハイパフォーマンスパッケージが設定されている。“おりゅさん”が乗るのもこのハイパフォーマンスパッケージ装着車だ。
貴重なモデルを尊重して純正の雰囲気を重視したカスタムが基本
“おりゅさん”はこのブリティッシュグリーンリミテッドを気に入っているので、基本的なスタイルはストック重視としている。車高調はグリーンだからという理由でTEINをチョイス。ブロンズの純正専用ホイールの雰囲気を壊さないよう、ADVANレーシングTC-4のブロンズカラーをチョイスしている。
サイズはフロント18×8.5J、リア18×9Jで、それぞれ225/40R18、235/40R18サイズのタイヤを組み合わせている。またホイールとともに個性を発揮しているのが灯火類だ。ヘッドライトやテールライト、バックランプ&リアフォグは、VLAND製に交換している。
「将来モデリスタのエアロの装着してみようかなとは考えてますが、今の状態の完成度が高いので、これで十分気に入っているし、あまりイジることは考えてません」
