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現車確認せずに購入した1996年式トヨタ「クラウンワゴン」!憧れのベンコラとエンケイ バハがWの決め手に

トヨタ クラウンワゴン:このモデルを最後に、クラウンのワゴンはしばらく姿を消すことになる

現車を見ずに購入したふたつのポイント

1996年式のトヨタ「クラウンワゴン」を所有するM・Oさんは、長年憧れてきた「ベンチシート&コラムシフト仕様」のクラウンを、4年前に手に入れました。エンジンや足まわりなどに手を入れながら、8人乗りの大空間を活かして愛用中。購入の決め手となった“あのホイール”とは?

ベンコラに憧れていたクラウンワゴン

長年、ベンチシート&コラムシフト(通称「ベンコラ」)のクラウンに憧れていたというM・Oさん。4年前にようやく、1996年式クラウンワゴンを手に入れた。購入時の走行距離は約13万kmで、内外装は「そこそこの状態」だったものの、機関類は各部に手を入れる必要があったという。

「例えばマフラーが腐っていたり、距離が伸びればタイミングベルトやプーリーも交換時期になるので、ひと通りメンテしました。エンジンとミッションの接合部にある各種シール類も全部交換しています。ECU(コンピューター)はコンデンサーが溶けていたので、オーバーホールしてもらいました。基本的に、オートマ以外は全部手を入れましたね」

このクラウンを選んだ理由はベンコラだけではない。M・Oさんにはもうひとつ、どうしても譲れない“決め手”があった。

「エンケイの“バハ”ってホイールを履いていたんですよ。たぶん当時モノで、すごく貴重。だから、現車を見ずにそのまま購入しました。中身の程度が悪くても、どうせ手を入れるつもりだったので。そもそも、このホイールを手に入れることの方が大変なんです」

ミニバン以上の使い勝手

こうしてベンコラと希少ホイールの両方を備えたクラウンワゴンを手に入れたM・Oさん。実際に乗ってみて、改めてその使い勝手の良さを実感しているという。

「さすがクラウン、フレームシャーシだからタフに走ってくれますし、直したところはちゃんと応えてくれる。8人乗りで3列目シートもありますけど、荷物が積めなくなるので普段は収納したまま。ベンチシートなので6人は余裕で乗れるし、息子の野球道具やチームの備品を積むのにも重宝しています。積載量の点では、ミニバンなんかより全然載りますよ。ただ、ショートスプリングが入っているんで、河川敷(野球場)ではスピードを落とさないといけませんけどね」

部品があるうちに交換するという考え方

1996年式ということで、メンテナンスは欠かせない。M・Oさんは、トヨタのディーラーと専門ショップを使い分けながら維持している。

「僕の場合、ディーラーさんがちゃんと見てくれるので、まずは日常点検をお願いして、気になるところがあったらパーツがあるうちにどんどん交換していく方針です。純正パーツが出るものはディーラーで、それ以外は社外品やヤフオクでチェックして確保しています」

搭載されているのは2.5L直6エンジン「1JZ-GE(NA)」で、1996年式からはVVT-i(可変バルブタイミング機構)付き。だが、その特性ゆえに気をつけるべきポイントもあるようだ。

「このVVT-iは、カーボンスラッジが付きやすいというネガがあるみたいなんです。なので、いろんなケミカルを試しているところですね」

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