ATのミニからMTの86へ!クルマ人生を謳歌する女子
静岡県・富士スピードウェイで開催された「86 GIRLS Owner’s Meeting」には、全国から86&GR86に乗る女性オーナーが集まりました。そのなかで出会ったのは、愛車のために転職までしてしまったオーナーです。詳しくお話を伺いました。
大型GTウイングを装着した男勝りな1台
86 GIRLS Owner’s Meetingには、ノーマルからカスタム車両まで多様なスタイルのトヨタ「86&GR86」が集まった。全体的に見るとライトカスタムの車両が多いが、リアにGTウイングを装着した男勝りな1台を発見。早速オーナーのゆうあさんに話を聞いた。
「このクルマは2023年12月に購入しました。それまではミニクーパーのオートマに乗っていたんですが、『スポーツカーに乗るならやっぱりマニュアルでしょ』と思い、乗り換えることにしました。ちょうどGR86が出たばかりでなかなか納車されないタイミングだったので、あえて中古のZN6(初代86)を選びました。前期と後期なら前期マスクが好きなので、この2012年式を選びました。買ったときはエアロもなく、ほとんどノーマルでした」
整備士に転職してDIYでカスタム
フロントリップやサイドスカートはモデリスタ製、リアバンパーやマフラーはTRD製をチョイス。さらに海外製のカーボンGTウイングを装着している。驚くことにゆうあさんは、このクルマを購入後、好みのスタイルにカスタムするため、それまで勤めていたパティシエを辞めて整備士に転職。民間工場で働きながら、自分の手でカスタムを進めている。
ヘッドライトはクリスタルアイ、テールライトはバレンティ、バックランプはバレンティとZEROスポーツのコラボモデルのブルーレンズを選択。灯火類までこだわり、カスタム開始からわずか半年で理想のスタイルを作り上げた。
雨のサーキットデビュー
足まわりはBLITZの車高調を組み、ホイールは18インチのWORK EMOTION CR KIWAMIに245/35R18サイズのタイヤを装着。
「車高は駐車場に出入りできるギリギリの高さです」
本当はもう少し下げたいそうだ。
そして自身でカスタムした86で初めてのサーキット走行に挑戦。コースから戻った直後、感想を聞いた。
「サーキット走行は初めてでしたが、いい経験になりました。でもいきなりすごい雨だったので、正直ちょっと怖かったです。思っていたほどスピードも出せませんでした。今度は晴れた日にもう1度チャレンジしたいですね」
