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スターレットを名乗るトヨタ「GRヤリス」は片側2輪だけエアロディスク!?謎めいたカスタマイズの真意とは

オーナーのMSPさんとトヨタ GRヤリス

最新の後期型に懐かしのエアロディスクという組み合わせ

GRヤリスオーナーズミーティングが行われた長野県のS-BIRDの巨大な駐車場には、全国から多数のトヨタ「GRヤリス」が集結しました。そのなかで、足まわりに1980年代のレーシングカーを彷彿とさせるエアロディスクを装着した後期モデルを発見しました。反対側に回ると日産の純正ホイールを流用しており、足まわりは謎だらけ。早速オーナーに直接お話を伺いました。

日産Z34型フェアレディZの純正19インチホイールを流用

会場に並ぶGRヤリスのなかには、2024年リリースされたばかりの後期モデルの姿もいくつか見かけることができました。そんな後期モデルの中から気になる1台を発見。新たに設定されたボディカラーであるプレシャスメタルの車体に、ホイールには懐かしいエアロディスクを装着しているのです。しかも、反対側に回ると、エアロディスクとは異なる見慣れないホイールが装着されていました。オーナーの“MSPさん”にお話を伺いました。

「このクルマはRZのハイパフォーマンスパッケージで、あえてATモデルを購入しました。当初は『ATってどうなんだろう?』と思っていましたが、想像以上に走ります。BMWのSMGよりも賢い変速をすると思いますね。このホイールはZ34(日産 フェアレディZ)の純正19インチです。純正でブレンボキャリパーに対応しているので、そのまま装着できます」

スターレットのエンブレムと左右で異なる表情のホイールで個性をアピール

足まわりはCUSCOの車高調を選び、前述の通りZ34純正ホイールを流用しています。変則的な5スポーク形状のバージョンST用で、RAYS製の鍛造品なので社外品のように軽量なのがポイントです。

“MSPさん”はフロント用の19×9J+47を4本選んで、235/35R19サイズとZ純正よりもひと回り小径で、GRヤリスの純正より若干大径のタイヤを装着しています。ちなみにエアロホイールのディスクはセンターキャップ部分で固定するためZ34用ホイールにも装着できるそう。今回は右側面のみにエアロディスクを装着してレーシーなスタイルを、左側は流用した純正ホイールのスタイルをそれぞれアピールしていました。

ボディにはTRDのフロントスポイラーとルーフスポイラー、リアウインドウの下側にはブランド不明のリップスポイラーを装着しているものの、基本的にはシンプルな外観です。ちなみにヘッドライトはリザルトジャパンのアイラインとエッジにオレンジのフィルムをインストール。フロントグリルのトヨタマークを除いてすべてのエンブレムを外し、その代わりにトヨタのコンパクト3ドアハッチバックとしてかつて名を馳せたスターレットのエンブレムを装着しています。

純正では左右2本出しとなるマフラーですが、“MSPさん”はコムテックレーシング製の右側1本出しのステンレス製ダウンテールタイプを選び、ミラーを置いてアピールしていました。後期モデル専用の車検対応モデルなので、比較的静かで普段乗りでも問題ないそうです。

 

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