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地面すれすれ!走り系のトヨタ「GRヤリス」をエアサスで限界ローダウン

トヨタ GRヤリス:TRDのフロントスポイラーを装着

リムまで隠れるGRヤリスの極限ローダウン

全国からGRヤリスが集まったイベント会場で、ひときわ目を惹いたのが地面すれすれまで車高を落とした、ホワイトのトヨタ「GRヤリス」です。エアサスペンションを装着することで、スイッチ操作ひとつで車高を自在に変えられるようにしています。ラゲッジスペースにはエアタンクやコンプレッサーを搭載し、リムが完全にフェンダーに隠れるほどの極限ローダウンを実現しています。見た目だけでなく、走りの性能もアップしているのがこだわりのようです。オーナーにお話を聞いてみました。

明らかに車高が低くカーボンルーフが丸見え

広い会場を歩いていて発見したこのホワイトのGRヤリスは、車高調整式サスペンションを装着した多くの車両が集まる会場で、周囲のクルマよりさらに5cmほど車高が低い。クルマの脇に立つと、フォージドカーボンのルーフパネルが明らかによく見える。通常の車高調ではこの車高を実現することは不可能であり、足まわりに大きなカスタムをしていることが予想された。

オーナーの“ハイゼンスレイ”さんに、このローダウンの秘密を伺った。

「このクルマはエアサスを装着しています。そのため、ノーマルと同じくらいの車高から、このようにマフラーやサスペンションメンバーが地面に接触するギリギリの車高まで、スイッチ操作ひとつで簡単に変更することができるのです」

TRDとKUHLのエアロで絶妙なミックスコーデ

フォージドカーボンのルーフパネルでも判るとおり、このクルマは2020年式のRZファーストエディションがベースだ。“ハイゼンスレイ”さんはちょうど1年前にZ34型の「フェアレディZ NISMO」から乗り換えたという。

ボディは、TRDのフロントスポイラーとサイドステップ、そしてKUHL RACINGのリアバンパー、ディフューザー、リアウイングなどを装着したミックスコーデとなっている。リアバンパーに合わせて、マフラーはKUHL RACINGの左右4本出しタイプをチョイスしている。

ホイールはKUHL RACINGのVERZホイールで、前後ともに19×9.5J+30を装着する。これをフロントに5mmのスペーサーを併用することで、フェンダー内側にギリギリ収まる絶妙なオフセットを実現している。極限のローダウン状態では、ホイールのリム上部がフェンダー内に完全に収まるスタイルだ。

ラゲッジスペースに設置されたエアサスユニット

次に、エアサスのシステムについて説明してもらった。リヤハッチゲートを開けると、ラッゲッジスペースにエアコンプレッサーやエアタンク、コントロールバルブなど、エアサス作動に必要なユニットがまとめて設置されていた。ここからエアホースが各エアサスペンションにつなげて車高をコントロールしている。じつは車高の操作は専用のリモコンで行うため、運転席だけでなく車外からも操作可能となっている。

“ハイゼンスレイ”さんは足まわりだけでなくパフォーマンス系のカスタムも施している。排気系は前述のKUHL RACINGで、吸気系にはMSTのエアインテーク、さらにタービンには強化ブローオフバルブなどを装着。その上で、エイリアンテックのECUを使ってリミッターカットとリセッティングを行っており、気持ちよく走ることができるそうだ。

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