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10秒間だけ666馬力達成の謎とは⁉︎ ポルシェ「カイエン」電動モデルの遊び心

ポルシェ・カイエン Sエレクトリック:ボルケーノグレーメタリックの専用フロントエプロンとボディカラー塗装のインサートを採用

手の届かないターボモデルに迫る性能! 美味しい装備ちょい増しSモデル登場

ポルシェジャパンがフル電動SUVのラインアップに待望の新グレード「カイエン Sエレクトリック」を追加し、予約受注を開始しました。標準モデルでは物足りず、最上級のターボには手が届かないという顧客層に刺さる「最大666psの超加速」と「専用装備」を引っ提げた秀逸な戦略モデルです。その驚異のパフォーマンスと、こだわりのディティールを紐解きます。

標準とターボの間を埋める!ローンチコントロールで666ps

カイエン Sエレクトリックは、フル電動SUVであるカイエン・エレクトリックのラインアップを拡充するモデルだ。エントリーモデルのカイエン・エレクトリックと最上級モデルのカイエン・ターボ・エレクトリックの間に位置し、高性能、効率性、装備のバランスを重視したSモデルだ。車両本体価格は1676万円。

フロントとリアのアクスルに永久磁石同期モーターを1基ずつ搭載する電動4WDシステム採用で、システム出力は544psを発生。ローンチコントロール使用時には最大666psまで高まり、0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は250km/hに達する。高電圧バッテリーは総エネルギー容量113kWhのユニットを搭載。リアアクスルのパルスインバーターにはシリコンカーバイド半導体を使用し、最大620Aの電流処理能力を備える。

専用加飾+サーキット性能を高めるスポーツクロノパッケージ

エクステリアでは、ボルケーノグレーメタリックの専用フロント&リアエプロン、ボディカラー塗装のインサートとディフューザーを採用。20インチのカイエンSエアロホイールが装着されている。

走行性能面では、ポルシェアクティブライドサスペンションやポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)などをオプション設定している。スポーツクロノパッケージが標準装備され、プッシュ・トゥ・パス機能の使用で最大122psの追加出力を10秒間発揮。さらにトラックモードではバッテリーのプリコンディショニングを行い、サーキット走行時の性能を最大化する。

外装カラーは13色を用意し、インテリアパッケージやアクセントパッケージと組み合わせることで幅広いカスタマイズが可能だ。

ディレクターズカット第一弾! こだわり抜いた特別インテリア

また、カイエン・エレクトリック全モデルにポルシェエクスクルーシブマニュファクチャーによる、インテリアスタイルパッケージを設定。これはスタイルポルシェの「スタイル」のディレクターズカット第一弾として企画されたものだ。

ブラックとデルガダグリーンの2トーンレザーインテリアを中心に、ドアトリム、14way調節機能付コンフォートシート、シートベルトに同カラーを採用。ヘッドレストのポルシェクレスト刺繍やデルガダグリーンのデコレーティブステッチ、イザバルグリーン塗装のアルミニウムトリムなどがモダンで高級感のある室内空間を演出する。

さらにGTスポーツステアリングホイールには12時位置のマーキングとクロスステッチを施し、コンパス文字盤やスポーツクロノストップウォッチ、パワーメーターにもイザバルグリーンのアクセントを採用。センターコンソールのアームレストには「Porsche Exclusive Manufaktur」のエンボス加工が施され、モデル名がグリーンにライトアップされるドアエントリーガードなど、細部にまでこだわった仕様だ。

AMWノミカタ】

202511月からカイエン・エレクトリックとカイエン・ターボ・エレクトリックの発売を開始しているが、このSエレクトリックは価格、スペックともにその間を埋めるモデルとなる。標準モデルに対して、最高出力で136ps、最高速度20km/h、加速性能で1秒(ローンチコントロール使用時)ほどSエレクトリックが上回り、価格差は341万円。標準モデルには乗りたくないが、ターボの2101万円は予算に合わないと感じる顧客が待ち望んでいたモデルと言える。

大きな違いはスポーツクロノパッケージ(プッシュ・トゥ・パスおよびトラック・エンデュランスモード付き)やポルシェ・エレクトリックスポーツサウンドが標準装備されていることだ。とくにプッシュ・トゥ・パスおよびトラック・エンデュランスモード付きのスポーツクロノパッケージは標準モデルでは選択不可能のため、BEVならではのポルシェらしいダイナミズムを感じられる装備だ。

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