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3500万円超の動く別荘!最高峰キャンピングカー「iSmove」の全貌!!

ニースマン・ビショフ iSmove 6.9 E:テーブルを囲む対面ダイネットを別角度から望む。本革シートとステッチが高級感を醸す

ドイツのニースマン・ビショフ「iSmove 6.9 E」は、運転席を含むボディ全体を新造したフルコンバージョンの最上級モーターホーム

キャンピングカーの花形は、既存のボディを使わずフルスクラッチで仕上げるフルコンバージョンモデルだ。別名モーターホームとも呼ばれ、その中身はキャンピングカーというより“移動する家”に近い。今回はドイツの高級ビルダーが手がける豪華絢爛な1台、ニースマン・ビショフ「iSmove 6.9 E」の全貌を確認する。車両価格は3500万円超。その中身の魅力に迫っていく。

そもそもフルコンバージョンとは何か。ボディ全体を新造する最上級のモーターホーム

キャンピングカーにはさまざまなタイプが存在する。既存のバンの内部を架装したバンコンバージョンモデル(通称:バンコン)、キャビン部分のみを活用し後部に専用ボディを搭載したキャブコンバージョンモデル(通称:キャブコン)、そしてフルスクラッチでボディを制作するフルコンバージョンモデルだ。今回取材したのは、運転席を含むボディすべてを新設したフルコンバージョンモデル(通称:フルコン)にあたる。車名はNIESMANN+BISCHOFF(ニースマン・ビショフ)「iSmove 6.9 E(アイスムーブ)」だ。

NIESMANN+BISCHOFFは、ドイツのERWIN HYMER GROUP(エルヴィン・ハイマーグループ)に属するハイエンドのモーターホームブランドである。名称の通り全長は6.99mで、フルコンバージョンとしては比較的コンパクトなサイズに収まる。3.5トンクラスのため、日本における免許取得時期によっては普通免許で運転できる。ドライブトレインはフィアット「デュカト」を採用する。

ダイネットやキッチンの装備はどう作られているのか。家具一点ずつの作り込みに価値がある

iSmoveの装備で最も印象に残ったのはキッチンである。車体には左右それぞれにドアが備わる。左側は本来左ハンドルの運転席へアクセスするためのドアで、日本仕様の右ハンドルでは路肩側から助手席へアクセスするドアになる。反対の右側が後部居住空間へ通じるドアだ。入って正面には豪華なダイネット(食事や団らんを楽しむテーブル&ソファ空間)が広がり、家族全員でゆったりと座れる巨大なスペースとなっている。

その後方にシャワー&トイレとキッチンを配置する。キッチンは見た目こそシンプルだが、使用する際は調味料棚が電動でせり上がり、カウンターも拡張できる。シンク下には引き出し式の冷蔵庫も備わり、使い勝手はかなり良さそうだった。トイレと洗面台もコンパクトながら使いやすいレイアウトに仕上げている。

就寝スペースはどれだけ広いのか?大人4人プラスαが快適に眠れる設計

iSmoveのベッドは、一般家庭に近い快適な就寝を実現している。後部の常設ベッドは大人2人に加えて小さな子どもも寝られる広さを確保する。ベッド下や天井周囲には収納も豊富に用意しており、荷物もしっかりしまえる。これに加えて運転席上には、手動で簡単に昇降できるダブルサイズのリフトベッドが備わる。これにより大人4人プラスαが快適に就寝できる。

車体後部のベッド下には、外部からアクセスする巨大なラゲッジスペースを設けている。サイズはおおよそ幅1.9m、高さ1.1m、前後長1.1mとかなり広く、自転車やミニバイクも格納できる。外部シャワーやコンテナ収納庫もあり、細部まで考え抜かれた設計であることが分かる。

車両価格は3500万円を超える。それでも一点ずつ丁寧に作り込まれた家具と、家にいるような快適性を体感すれば、この価格に納得するオーナーは少なくないだろう。クルマでありながら別荘のように所有し、旅先で日常をそのまま持ち運ぶ。iSmove 6.9 Eは、移動と居住の境界を静かに溶かしていく1台である。

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