エイムゲインがRZ34フェアレディZに、S30世代を思わせるビス留めワイドフェンダーを与えた
最新のスポーツカーに、なぜ旧車の香りをまとわせるのか。エイムゲインがRZ34型日産「フェアレディZ」に用意したのは、フロント50mm・リア70mm(片側)のワイドフェンダーキットだ。ビス留めのカーボン製オーバーフェンダーが、現行Zのフォルムを往年のS30世代へと引き戻す。旧新を融合させた1台の狙いを掘り下げる。
エイムゲインスポーツのRZ34ワイドフェンダーキットはS30型ZGをオマージュ
広島に本拠を置くアフターパーツメーカー「エイムゲイン」が手がけるRZ34用のボディキットは、ブランド「エイムゲインスポーツ」から2タイプが展開されている。今回取り上げるのは、そのうちワイドフェンダーキットを装着したモデルだ。ワイド化の幅はフロントで50mm、リアで片側70mmに達する。単なる張り出しではなく、往年の240ZGを思わせるビス留めタイプのカーボン製オーバーフェンダーを採用した点に意味がある。
ベースとなるRZ34は、初代フェアレディZのオマージュを込めたロングノーズ・ショートデッキのフォルムをまとう。そのうえで、あえてビスを見せるオーバーフェンダーを重ねることで、240ZG、いわゆる「Gノーズ」世代の空気感を現代のZに宿している。フェンダー後方に配したサメエラ状のダクトも、旧車テイストを補強するポイントだ。
RZ34用エアロはワイドとノーマルフェンダーで共通! 素材はカーボンとFRPを選択可能
オーバーフェンダー以外のエアロ構成は、フロントアンダースポイラー、サイドスカート、リアディフューザー、トランクスポイラー、フロントダクトフェンダーという内容だ。これらはノーマルフェンダー仕様とも共通で、フルキットとして組み合わせられる。フロントアンダースポイラーはノーマルバンパーを下へ延長するようなデザインを採り、サイドスカートはくびれたサイド面を直線的に見せるラインで構成される。
リアディフューザーはバンパー下部に8本フィンをレイアウトし、スポーティな表情をつくる。トランクスポイラーはオーバーフェンダーと世界観をそろえた旧車テイストのハネ上げタイプで、リアビューにアクセントを加える。マフラーはエイムゲイン自社のパワーサイレンサーマフラーで、チタン調に焼けたテールが目を引く。素材はフロントダクトフェンダーのみFRP製で、そのほかはFRPとカーボンから選べる。
ワイドフェンダーに収まるホイールはエイムゲインGⅡ Mの20インチ
張り出したフェンダー内に収めるホイールも、エイムゲインが自社で用意する。装着されるのはエイムゲインG II Mで、サイズはフロントが20×10.5J・インセット-15、リアが20×12.0J・インセット-50という大径かつ深リムの設定だ。タイヤはフロント245/35、リア285/30を組み合わせる。エアロからホイールまでを1ブランドでまかなえるため、統一感のあるトータルカスタムが可能になる。
ベース車両のRZ34は、全長4380mm・全幅1845mm・全高1315mmのボディに、3リッターV6ツインターボのVR30DDTTを積む。ノーマルの端正なフォルムを起点に、ビス留めオーバーフェンダーとハネ上げトランクスポイラー、サメエラダクトを重ねることで、最新モデルに旧車の記憶を融合させる。エイムゲインスポーツが提案するのは、性能の高さを保ちながら、見る者の懐古心をくすぐる1台の在り方である。
