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家族は乗りたがらない? BBS履きTRDエアロで極限まで落としたトヨタ「エスクァイア」

トヨタ エスクァイア:発売予定と知り即予約でゲットしたエングレービングステッカーがグリル周りを彩る

ファミリーカーが気づけばフルカスタムの1台に化けたトヨタ「エスクァイア」

子供と出かけるために選んだ1台が、いつの間にか会場の視線を集める仕様へと姿を変えた。トヨタ「エスクァイア」のオーナーである“Takamitsu”さんは、購入直後に湧いた“もっとよくしたい”という欲求を素直に受け入れた。TRDのエアロ、細身のBBS、リムに被るまで落とした車高。福島・郡山で開催されたミーティングで出会った1台を取材した。

家族のために買ったエスクァイアはなぜイベント仕様になったのか

栃木県下都賀郡から愛車で参加したのが、オーナーの“Takamitsu”さんだ。トヨタ「エスクァイア」はもともと家族での外出用に選んだ製品だった。ところが、手元に置いた途端にカスタムへの意欲が抑えられなくなったという。

「子供と出かけるために購入した途端に欲が湧いちゃいましたね(苦笑)。しれっとイベント用になってます」

いわゆる“カスタム好きあるある”をもろに体現した格好である。エスクァイアは2014年10月に登場した5ナンバーサイズのミニバンで、ノアやヴォクシーの兄弟車として上級の高級感を打ち出したモデルだ。そのベースに、“Takamitsu”さんは1つずつ手を加えていった。ファミリーカーとしての出発点を残しつつ、会場で存在感を放つ1台へと磨き上げている。

TRDエアロと326パワー、モテチックダンパーが生むツライチとローダウンの足まわり

エスクァイアの見せ場は、まず足元にある。エアロはウイングを除いてTRDでまとめ、ウイングにはモデリスタを組み合わせた。この組み合わせが、5ナンバーサイズのボディに引き締まった表情を与えている。

足まわりには326パワーのモテチックダンパーを投入した。ロアアームを加工し、リアはアクスルまで手を入れて、リムがフェンダーに被るところまで車高を落としている。狙いは、タイヤとフェンダーの面をそろえる“ツライチ”の演出だ。

ホイールには内側が丸見えになる細身のBBS RI-D(F/Rともに8.5J×19、オフセット+38)を選んだ。その内側にはイデアルのブレーキキット(フロント380φ・8POT、リア380φ・6POT)が控え、のぞき込むほどにインパクトが増す構成となっている。タイヤはグッドイヤーEXE(F/R215/35)を組み合わせた。ここまで攻めた仕様には、家族の反応も正直だ。

「家族は乗りたがらないです(苦笑)」

エングレービングステッカーやワンオフボンネットで魅せるエスクァイアのディテール

細部の作り込みも、この1台の見どころだ。グリルまわりに貼られたエングレービングステッカーは、当初アルファードとヴェルファイア用のみの設定だった。“Takamitsu”さんが問い合わせたところ発売予定と判明し、即予約で第1号を手に入れたという逸品である。同じステッカーはヘッドライトやBピラーのカバー、ドアノブにも展開した。ドアノブに貼ることで傷防止と見映えの向上を両立している。

ヘッドライトはグリーンアイにインナーブラック塗装を施し、イカリングを組み合わせた。ボンネットはナチュラルな印象を保ちながら段差のデザインを与えたワンオフ品で、純正と加工品を別に持ち、合わせて3枚を所有している。バックドアには純正から型取りし、ファイバーワークでDIYしたゲートスポイラーを装着した。塗装は同級生が営む塗装店に依頼している。テールランプは、ミニバンやワゴンのオーナーに人気のヴァレンティを選んだ。非点灯時はモノトーンのボディに溶け込むシルエットを見せる。

フォグはヴェレーノ、フロントグリルは純正オプションを用いた。チューニング面ではエアクリーナーに零1000、ブレーキシステムにイデアルを採用し、クァンタムソレノイドやプラズマダイレクトも組み込んでいる。オーディオはアルパイン、カロッツェリア、ケンウッド、キッカーを組み合わせた。

家族のために買った1台に手を入れ続けた“Takamitsu”さんの姿には、クルマ好きの素直な情熱がにじむ。会場には愛娘の“ayu”さんも同行していた。ファミリーカーという出発点を忘れずに、なお1台をとことん磨き上げる。その両立こそが、このエスクァイアの魅力を支えている。

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