サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

5インチ車高アップしたスズキ「ジムニー/ジムニー シエラ」! オフロードもオンロードも快適に走れる理由を解説します

ホイールは、5本スポークのウェッズHASE SPEC IIで、16×6J-5サイズをチョイス

大胆リフトアップ・ジムニー/ジムニー シエラが大阪に出現

マスターピースが大阪オートメッセ(OAM)2024に出展したのは、なんと5インチのリフトアップを施したスズキ「ジムニー/ジムニーシエラ」でした。こんなにリフトアップして大丈夫なの? 乗りにくくないの? そんな疑問をぶつけてみました。

ジオメトリーを適正化することで意外にも快適な5インチリフトアップ

本格的オフロードカスタムを得意としているマスターピースのブースには、現行JB74型「ジムニー シエラ」と先代JB23型「ジムニー」が並んで展示されていた。しかもこの2台、なんと5インチ(約12.7cm)もリフトアップされているのだ。

JB74用の5インチリフトアップキットは2023年のOAMで披露され、その時点でも5インチというリフトアップ量は驚きだったが、1年経った今でも5インチ車高アップという車両はほとんど見かけない。

それもそのはずで、5インチ化のため足まわりの位置を変更すると、コイルを入れ替えるだけではさまざまな部分に不具合が生じてしまう。そのためキットにはリフトアップコイルはもちろんだが、ラテラルロッドやアーム取り付け位置を変更するブラケット、プロペラシャフトの延長スペーサー、スタビライザーの移設ブラケットなどなど、とにかく構成パーツが多くなっているのだ。逆に言えば、このキットはしっかりと各部のジオメトリーを適正化しているため、オンロードでも普通に走ることができるとのこと。

外観は前後バンパー交換でグッとワイルドな出で立ちに

続けてジムニー シエラの外観を見ていこう。シンプルグリルを装着したフロントにはパイプ製で下部にスキッドプレートが付属するスチールバンパーを、リアには上下にパイプが並ぶダブルチューブバンパーを、そしてドアシル部分にはサイドトレイルバーをそれぞれ装着している。ちなみに背面のスペアタイヤやリアワイパーは外されているが、リアワイパー部分にゲームのコントローラーを装着。スイッチONで揺れる仕組みになっている。

5インチリフトアップをした足まわりには、直径の大きな7.50-16サイズのヨコハマ ジオランダーX-MTをセレクト。これに組み合わせるホイールは、5本スポークのウェッズHASE SPEC IIで、16×6J-5サイズをチョイスしている。

こうして驚くほどワイルドになったジムニー シエラは、オフロードでは本格的なモーグルもこなし、オンロードでは快適にハイウェイクルーズが可能。じつはオールマイティな1台となっているのだ。

モバイルバージョンを終了