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WinmaXがブレーキパッドのシリーズ名とラインアップを一新! より用途が分かりやすい名称になって選びやすくなりました

新しくなった「ST」のパッケージ

ブレーキパッドのラインアップを再構築して性能が分かりやすくなった

ウインマックス(WinmaX)のブレーキパッドは、街乗りからサーキット走行まで、さまざまなモデルをラインアップしています。その中核を担っていたブランドが「ARMA」シリーズでしたが、この度そのARMAのブランド名を取り除き、各モデルに新たな名称が与えられることになりました。その理由は、パッドを選ぶ際にもっと分かりやすくするため。ストリート向けやミニサーキット向けなど、走るステージで選べるよう、名称やカテゴリー分けが再構築されています。

(初出:GR magazine Vol.08)

スポーツフィーリングを実現した「ST」ストリート・ワインディング用パッド

ウインマックス(WinmaX)では単にブレーキパッドのブランドを再構築しただけでなく、モデルによっては摩材の見直しも行われた。まずノンスチール材の「AT」は「ST」シリーズ(ストリート向け)に変更。AT1で使われた摩材は廃番となり、AT2→ST1、AT3→ST2となった。特性は変わりないが、今後も安定した供給ができるように摩材が最新のものに置き換えられた。

ミニサーキット向けの「MC」、フルサーキット向けの「FC」

次にロースチール材の「AP」は「MC」シリーズ(ミニサーキット向け)に変更。特性やモデル構成には変更なく、摩材はSTと同様に最新のものになっている。ハイスチール材の「AC」は「FC」シリーズ(フルサーキット向け)に変更。モデル構成はそのままだが、FC2~FC4の3モデルは摩材の配合割合を調整し、制動力をワンランクアップしている。

FCシリーズは、過酷な使用状況に耐えるためフルサーキットにおける車速や減速度、ブレーキ液圧、ローター温度域を考慮して材質設計がなされている。加えて熱ダレの耐性も高めることで、その名の通り国際規格のサーキットでもより安定した制動力が得られるようになった。

過酷な環境下でも耐え抜く、耐久レース用「ER」

そしてレースがメインの「AE」は「ER」シリーズ(耐久レース向け)に変更。構成は変わらず、摩材についてもAEと同様、車種やコースに合わせて摩材を配合してくれるオーダーシステムとなっている。慣れ親しまれたブランド名を取り除いての再構築となったが、ユーザーにとってはじつに明解なラインアップになったのは間違いない。

狙いの走行シーンにマッチする2種類のブレーキキャリパーを用意

ウインマックスのブレーキキャリパーにも注目したい。純正のブレーキシステムに物足りなさを感じている人に向けてオススメなのが「WinmaX WC-1001FR」になる。真っ赤なキャリパーは足もとの存在感を高めてくれる。

また、ワンランク上のパフォーマンスを狙うのであれば「WinmaX MN6RM」がオススメだ。ゴールドのボディにWinmaXの赤ロゴが入ったキャリパーは、超々ジュラルミンから削り出された上質なモデルとなる。

スポーツキャリパーキットは、アルミ製の鍛造2ピース構造。フロントは6ポット、リアは4ポットを採用し、ノーマルのブレーキシステムを大幅にアップデートしてくれる。また、トヨタ「GR86」用では前後のローター径を同サイズに設定。不要なノーズダイブを抑え、リアのABS介入も抑えてくれる。それにより姿勢制御のコントロールにも貢献する。

さらなる究極を目指すユーザーに向けた圧倒的パフォーマンスの「WinmaX MN6RM」

レーシングキャリパーは、ブレーキに求められる性能を惜しみなく追求。キャリパーは、超々ジュラルミンから削り出しで生み出され、表面処理は硬質アルマイトを採用。ブレーキング時に本体がどう動くのかも解析して設計されている。GR86用は前6ポット、後2ポットという組み合わせで、ローターはフロント350mm、リア300mm〜330mmの設定だ。

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