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11年ぶりにフルモデルチェンジしたダイハツ新型「ムーヴ」は約136万円から!初採用のスライドドアやシティポップ全開のCMで話題

ダイハツ ムーヴ:価格はエントリーグレードが135万8500円から

11年ぶりの待望のフルモデルチェンジで1スタイル化

2025年6月5日、ダイハツ7代目「ムーヴ」がおよそ2年の時を経て待望のデビューを果たしました。ムーヴは1995年にダイハツ初の軽ハイト系乗用車として誕生し、以来30年にわたり6代にわたり累計販売台数340万台を超えるロングセラーモデルながら、7代目へとバトンを渡すことなく2023年7月に販売が終了。フルモデルチェンジが待たれていたモデルの詳細をお届けします。

シリーズ初の後席スライドドアを全グレードに標準装備

新型ムーヴの開発コンセプトは「今の私にジャストフィット 毎日頼れる堅実スライドドアワゴン」で、“全方位で軽自動車の魅力を大きく向上させた”とアナウンスされました。グレード構成はエントリーモデルの「L」、「X」、NAガソリンの最上級モデル「G」とターボモデル「RS」の4種類で、全モデルで2WDまたは4WDの選択が可能です。

新型ではこれまであった「カスタム」はラインアップされず、躍動感を表現したエクステリアデザインによる1スタイルとなっているのが特徴です。端整な表情へと生まれ変わったフロントフェイスとともに、リアでは初代から受け継がれてきた縦型コンビネーションランプを踏襲し、新しさと伝統を合わせ持ったエクステリアとなっています。

もうひとつ見逃せない特徴が、ムーヴとして初めて後席スライドドアを採用し、全グレードに標準装備としている点です。これは、2024年の軽自動車販売ランキング(一般社団法人 全国軽自動車協会連合会)で、上位3台となったホンダ「N-BOX」、スズキ「スペーシア」、ダイハツ「タント」のいずれもが後席スライドドアを採用していることで、新型ムーヴでもユーザーニーズに応えたことになります。この後席スライドドアでは「L」を除き、パワースライドドアに「タッチ&ゴーロック機能」や「ウェルカムオープン機能」が備わり、快適な乗降をアシストしてくれます。

価格は135万8500円から

インテリアでは、オーディオを低い位置に設定し広い視界を確保。使い勝手のよい収納を随所に設けたほかデッキボードの下のラゲッジアンダーボックスを用意するなど、軽自動車に求められるポケッテリアも充実しています。

また十分な居住性を確保した後席エリアでは、左右分割ロングスライド機構によるさまざまなシートアレンジが可能で、優れたパッケージングを実現しています。

新型ムーヴのプラットフォームにはムーヴ専用チューニングを施したDNGAが採用され、ストレスのない加速性能や優れた操縦安定性、さらに上質な乗り心地が確保されました。このボディに搭載されるのが、最高出力52ps(38kW)、最大トルク60Nm(6.1kgf・m)のNAエンジンKF-VE型と、最高出力64ps(47kW)、最大トルク100Nm(10.2kgf・m)のスペックをもつKF-VET型ターボエンジンで、トランスミッションには全モデルにCVTが組み合わせています。WLTCモード燃費はNAが25.3km/L・23.8km/L(2WD・4WD)、ターボ車が24.3km/L・23.0km/L(同)となっています。

先進予防安全機能では、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能を夜間歩行者検知と追従二輪車検知に対応し、検知距離や対応速度の向上を図った最新ステレオカメラを搭載した「スマートアシスト」を用意するほか、BSM(ブラインドスポットモニター)やダイハツコネクトなど、セーフティドライブに役立つオプションもさまざまに用意されています。

価格はエントリーグレードが135万8500円から、上位グレードは204万4000円となる。デビュー以降テレビ画面に映し出される山下達郎氏(シンガーソングライター)と永井博氏(イラストレーター)のコラボによるムーヴのTVCM「青空」編に心躍らせている読者も多いのでは……。

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