内装は“おじさんクラウン”を目指す
2024年12月、22歳の深見さんは、長年憧れていたクラウンを手に入れました。選んだのは2001年式のトヨタ「クラウン アスリートV」。前オーナーが手を加えた“走れるセダン”で、ヤンチャな見た目と快適な乗り味に満足しつつ、内装には“おじさん感”を加えていくという、ユニークな楽しみ方を語ってくれました。
「いつかはクラウン」を実現した22歳の青年
軽自動車からの乗り換えで2001年式トヨタ クラウン アスリートV(S17系)を購入したのは22歳(取材時)の深見さん。スポーツカーを楽しむ友人が多いなか、自身はセダンが好きで、「いつかはクラウン」と憧れを抱いていた。
購入を決めるまでに、ユーズドカーショップなどでさまざまなクラウンを見て回ったが、京都でこの個体を試乗したとき「これだ」と直感し、即決したそうだ。
深見さんのクラウンは、280psを発揮する2.5L直6ターボエンジン(1JZ-GTE)を搭載するスポーティな「アスリートV」。丸型6連リアコンビネーションランプが特徴で、クラウンのなかでも人気の高いグレードである。
この個体は、詳細は不明ながら前オーナーによりチューニングが施されている。大型インタークーラーの装着にともないバンパーがカットされ、インテークのパイピングも変更。さらにマフラー交換、車高調装着といったメニューもすでに盛り込まれていた。
購入時の走行距離は約9万9000km。取材時点では、そこからさらに約5000kmを走行した状態だった。
現仕様を楽しみつつ次のカスタムも計画中
「購入してから、いまのところ何もいじっていません。1JZエンジンはパイピングなども綺麗にされていて、インタークーラーのためにバンパーが切ってあったり、マフラーも換えられていて、かなり手が入っているみたいです。車高調も入っていて、セッティングは今後いじっていくつもりです」
メンテナンスはディーラーではなく、中古車販売店に依頼しているとのこと。トヨタの正規ディーラーに持ち込んだところ、「古すぎて対応できない」と断られたという。
「キーのボタンが効かなくなっていたので、ディーラーでは鍵の交換だけしてもらいました。実際に乗ってみた感じは、期待どおりです。友達と出かけたり、デートに使ったりしていて、ほどよく“通好み”じゃなくても楽しめる、満足度の高いクルマですね」
今後は自身の手でもカスタムしていきたいという深見さん。目指す方向性は少しユニークだ。
「来週には実家にあるBBSのLMホイールに換える予定です。ステアリングがモモステアリングなんですけど、赤が気に食わないんで、純正に戻そうかなと。ヤフオクで落としたステアリングが家に2本あります」
「内装は、“おじさんクラウン”を目指してます。白のレースシートカバーとか、ヤフオクで探してます。外は走り屋っぽいけど、車内は渋い、っていうギャップを出したいですね」
