サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

トヨタTE27型「カローラレビン」初期型で10年ぶりにクルマの趣味を復活!“走る幸せ”と仲間との時間を楽しむ

トヨタ カローラレビン:1972年3月、カローラの最上級車種としてデビューしたレビン。セリカ1600GTのDOHCエンジンである2TGを搭載し、外観もオーバーフェンダーで武装された

友人たちと、のんびりとクルマの趣味を楽しんでいきたい

かつてクラシックカーレースに参戦していたTさんは、約10年のブランクを経て、再びクルマ趣味の世界に戻ってきました。愛車は手に入れたばかりの初期型のトヨタ「カローラレビン(TE27)」。旧友たちと誘い合って、千葉のフォレストレースウェイで久しぶりの走行を楽しみました。雨のなかでも落ち着いた走りを見せたTさんは、「また仲間とクルマを楽しめるのが嬉しい」と笑顔に。これからも、のんびりと愛車と向き合いながら、趣味の時間を大切にしていくそうです。

欧州車ばかりのイベントに参加した3台の日本車が注目の的に

「ずっと公認のクラシックカーレースをやってたんですよ。でも10年くらいかな、しばらく趣味から遠ざかっていたんだけど、最近また昔からの友人とクルマ遊びを楽しんでます」

と、千葉県にあるサーキット「袖ヶ浦フォレストレースウェイ」のサイドウェイトロフィーの走行会枠RACメモリアルランにTE27レビンで参加したTさんは語ってくれた。

「今日とは違う団体だけど、ここフォレストで開催しているクラシックカーレースのTBCCがあるでしょ? あれに数回出たんだけど、2025年はレースがなくなって、ほかに走れる場所を探していました。今回はサイドウェイに友人を誘って来たんですよ」

欧州車の参加がほとんどのサイドウェイトロフィーにおいて、Tさんと同じくTE27だがスプリンター トレノのKさん、そしてフェアレディ2000のSさんという40年来の友人ふたりの愛車を含めた日本車の3台はパドックでひと際目を引く存在だ。

さらにTさんのレビンは、後期型とはフロントグリルのデザインが異なる珍しい初期型のタイプである。欧州車がほとんどのイベントとはいえ、やはりクルマ好きたちにとってTE27レビンは魅力的に映るのだろう。入れ替わり立ち替わり、レビンを覗き込む人が絶えることがない。

「TBCCより前にはJAF公認レースのJCCAにレビンでエントリーしていたこともありました。このクルマはロールケージも入っていますし、すぐにサーキット走行ができそうだったのと、これは初期型でしょ!? 程度良いし珍しいので購入したんですよ」

じつはこのレビンは最近手に入れたばかりだというTさん。すでにブレーキキャリパーなどもアップデートされ、ロールケージやバケットシートが備わっている。エンジンもキャブレターをウェーバーに変更されるなど、やる気モードに溢れたモデファイがされていた。

レビンのポテンシャル確認と趣味の展望

今日の1番の目的は、手に入れて日の浅いレビンのポテンシャルの確認だった。あいにくのウエットコンディションでの走行ではあったが、Tさんはレビンの現状を冷静に分析する。

「このレビンはすでにアップデートしていたから、そこそこ速かったけど、ストリートのドレスアップという感じでレース用のモデファイではないよね。今日走ってみて、自分好みにちょこちょこイジっていこうと思うのと、レースをやるならほかのクルマの方にした方が速いかな(笑)」

あいにくの雨による走行は、レビンのポテンシャルの確認まではできなかった。しかし、ドレスアップとレーシングカーの違いを熟知しているのは、さすが元々厳しいレギュレーションのある公認レースを経験していたオーナーの意見である。

数年前には愛車たちを詰め込んだガレージも手放すなど、しばらく自動車趣味からは離れていたというTさん。再びサーキットに戻ってきて、その楽しさを噛み締めている。

自身の手で愛車整備も楽しみとしていることもあり、古民家付きの土地を見つけて新しいガレージを作ることも計画中だという。「のんびり、クルマをいじりながら仲間たちと楽しめたら幸せだね」と見せた笑顔が印象的であった。

モバイルバージョンを終了