サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

マツダ「RX-7(FC3S)でここまでやる?」マツキヨ社長の新愛車は“20Bトリプルターボ”だった

雨宮勇美氏とマツキヨFCターボ風林火山RE雨宮

RE雨宮とマツキヨ社長のコラボでじつは初めてだったFC3S

東京オートサロンで毎年話題を集めるRE雨宮のブース。そのなかでも、ひときわ強い存在感を放っていたのが、マツキヨココカラ&カンパニー社長の新たな愛車でした。ベースはマツダ「RX-7(FC3S)」ですが、ただの懐古的なチューンドカーではありません。見た目はFCらしさを大切にしながら、中身は誰も試したことのない挑戦が詰め込まれています。なぜこの仕様に行き着いたのか。その狙いを知ると、このクルマの見え方が少し変わってきます。

1ローターに1タービンのトリプルターボという大胆な選択

世界が注目するカスタム大国である日本において、話題を振りまくブランドといえばご存じRE雨宮だ。時代の移り変わりとともに流行り廃りは当たり前のようにあるものだが、ここRE雨宮はブレない信念でロータリー車と向き合い、常にそれを主役として引き立て、盛り上げることを考えている。今年のオートサロンでも話題となるマシンを数多く展示したが、そのなかでAMWが注目したのが、RE雨宮とタッグを組むマツキヨココカラ&カンパニー社長のニューマシン「マツキヨFCターボ風林火山RE雨宮」だった。

「今年はFC3Sを使って、誰もやっていないことをやりたい」。毎年RE雨宮とタッグを組み、オートサロンで度肝を抜くチューニングカーを披露してくれるマツキヨココカラ&カンパニー社長からの2026年モデルの依頼こそが、まさにこれだった。 過去を振り返れば、これまでロータリーエンジン搭載の可能性を追求するべく、FD3Sやロードスターをベースに製作したマシンがあったが、じつはFC3Sベースでの試みは初である。そのため2026年は、世界に1台だけのストリートスペシャルとしてFC3Sを魅力的なマシンに仕立てるべく提案。狙いはただひとつ、「唯一無二の特別仕様」だ。

FC3Sらしさを崩さずにアップデートされたボディも気になるが、それ以上にこのクルマを特別な存在にしているのが、搭載するパワーユニットにある。エンジンは3ローター20Bサイドポート仕様となっているが、注目すべきはワンオフ製作のエキゾーストマニホールドにマウントされたJPターボB400タービンだ。よく見れば、縦に3基もタービンがセットされている。つまりこの20Bユニットは、トリプルターボ化したロータリーエンジンを搭載しているから凄い!! 1ローターにつき1ターボという狙いもさすがだ。13Bが2ローターでツインターボだから、3ローターの20Bならトリプルターボ。こうした遊び心あふれる発想、ノリ、実行力には脱帽する。

気になるパワーについては最高出力630ps、最大トルク62kgmを発揮する。数値的にはこれでも控えめにしており、公道仕様としての扱いやすさを重視。ゆとりのパワーでラクにスポーティな走りができることもテーマなため、ミッションはZF社製8速ATパドルシフト仕様として製作された。したがって、シフトノブすら無い2ペダル+パドル+ボタン式バックも特徴だ。

FCらしさを崩さないワンオフワイドボディのストリート仕様

また、FC3Sオーナーにとって気になる純正ラインを崩すことなくスタイリッシュにデザインされたワイドボディキットは、このクルマだけのオーダーメイド。フロントバンパーはFD3Sを彷彿させる作り込みで、実際にマーカーランプはFD3S純正品をマウントしている。リアはボリュームと迫力あるフォルムを生み出すウイングに、アンダーディフューザーとドルフィンテールマフラーによってチューンドならではの雰囲気をアピール。さりげなく装着されたドアミラーはホンダS660純正品という、トリッキーな遊び心にも注目してもらいたい。

ストリートチューンドマシンとして誕生した20BトリプルターボRE搭載のマツキヨFCターボ風林火山。東京オートサロン2026を終えてからは、最終目標である公認車としてのナンバー取得に向けて動き出すとのことだった。

モバイルバージョンを終了