クールグループへ参画したアドミレイションから、レクサス「LM500h」の純正美を生かしたプレミアムエアロが誕生
アドミレイションがクールグループへ加わった。とはいえラグジュアリー志向の世界観は変わらない。その新体制の第一弾として選ばれたのがレクサス「LM500h」だ。純正のメッキと造形を生かし、静かに主張するプレミアムエアロに仕上げた。担当した礒田賢二さんに、その狙いと今後の展望を聞いた。
アドミレイションがクールグループへ参画、ラグジュアリー路線は堅持
アドミレイションはクールグループへの参画により、新たなフェーズへと踏み出した。とはいえ方向性が大きく変わることはない。これまで培ってきたラグジュアリー志向のデザインや世界観は堅持したままである。今回の狙いは、グループが持つ全国規模のネットワークや製造体制と連携することにある。互いのメリットを生かした、まさにウィンウィンのパートナーシップだ。アドミレイション事業部の礒田賢二さんは今回の体制について取材に応じ、開発姿勢を語った。オーナーであるカスタムファンへの姿勢は変わらないと、礒田さんは強調する。
新生アドミレイション第一弾はレクサス「LM500h」、純正美を損なわないデザイン
新生アドミレイションの第一弾として選ばれたのがレクサスLM500hだ。フラッグシップにふさわしいプレミアム感を軸に、純正美を損なわない“らしさ”にあふれるデザインでまとめ上げた。
「突然の発表となったが、今後はクールグループのプレミアム路線として展開していく」
クールグループの片岡代表からは
「アドミレイションのブランド価値を守ってほしい」
と伝えられたという。LMのデザインもこれまで通り礒田さんたちが手がけた。前後スポイラーからウイング類まで、すべてが静かに主張する。最上級をさらに超える完成度は目を見張るばかりだ。
フロント・サイド・リアのエアロは純正のメッキ面とキャラクターラインに溶け込ませる
今回のエアロは純正の造形を生かした一体感が最大の特徴である。フロントアンダースポイラーは純正バンパーの形状をなぞるようなデザインで、さり気なく三角形のキャラクターラインを添えた。ボンネットの先端を自然に延長するフードトップスポイラーは、プレスラインと合わせることで後付け感を抑えている。サイドアンダースポイラーは片側3分割構成を採用した。張り出しを抑えつつ前後をつなぎ、低さと一体感を高めている。
リアアンダースポイラーはディフューザー形状のスポーティなデザインだ。フィンをあえて均等にせず、純正のメッキ面とつながるように残して連動感を発揮させた。ホイールはアミスタット「ライエンT025」の21インチを組み合わせる。力強く伸びる2×5のツインスポークが、多面構成で絶大な立体感を演出する。2列に配されたダブルピアスデザインも、ほかにない上質さや高級感を醸成する。ゲートウイングとルーフウイングは、落ち込むように映るリアビューを補正した。シャープなシルエットへ変え、トータルの完成度を高めている。
細部のメッキやプレスラインを消さず、あくまで純正の魅力を引き立てる。それがアドミレイションの一貫した姿勢である。礒田さんは「今後もより良いパーツ作りを続けていく」と話し、新体制での意欲をのぞかせた。LM500hという最上級のミニバンに、静かな主張を重ねる。派手さで勝負しないその選択が、新生アドミレイションの実力と展開力を強く印象づけている。
