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「ムーヴ キャンバス」にWii「マリオカート」のハンドルを装着! キャルルック仕様の小技光るカスタムとは

ハニカムメッシュ仕様のオリジナルグリルをセット。中央にVW「ゴルフ7」用リアエンブレムをマウント

「ムーヴ キャンバス」はアレに似ているよね!?

ポップで可愛いルックスが大人気のダイハツ「ムーヴ キャンバス」。お洒落にカスタムを楽しむオーナーたちからも一目置かれる存在となり、デビュー当初からワーゲンバス風のカラーリングが話題となった。キャッチコピーは「わたしたち似てるよね。」である。CMでは人とクルマとのキャラクターが似ているよね!! として描かれているが、クルマのことを良く知る人から見れば、この言葉はちょっと意味深でもあった。

友人に触発されてカスタム

ここで紹介する「YASUXILE」さんは、今から6年前にLA800Sムーヴ キャンバスを購入。その前はフルカスタムの「ハイエース」に乗っていてたが、次に買うクルマは「イジらないで乗るつもりだった」そうだ。しかし「悪友」との出会いがきっかけで再びカスタムにどっぷりハマることになる。その悪友とは、以前にAMWで紹介した「ひでくる」さん彼のカリビアンアクアメタリックブルーパールにオールペンしたキャルルックのカスタム ムーヴ キャンパスに影響を受け、YASUXILEさんの愛車はどんどん進化を遂げていく。

カスタムテーマはムーヴ キャンバス本来の形を活かしたキャルスタイル。西海岸で流行ったキャル仕様のワーゲンバスを意識して、ウッドラダー加工を施したキャリアにはサーフボードをセットし、クルマの周囲にヤシの木とアメリカンなルート標識を置いて猛烈アピール。クルマだけのカスタムに留まらず、その周りを飾るアイテムを使い、注目度を高め工夫を凝らすスタイルがYASUXILEさんの流儀だ。

可愛らしい純正スタイルが大好きなので、バンパー等の交換は行っていない。ただ、フロントバンパーはナンバーレス加工を施している。また、ちょっとわかりにくいが、ボディとの一体感を高めるボンネットスポイラーをワンオフ製作し、取り付けているのもポイントだ。他人がやっていないことへの挑戦という意味では、クリアのアクリル板で作ったスケルトンのフューエルリッドも面白い細工。キャップもお洒落に作り込んでいる。

エクステリアについては、他にもハニカムメッシュ仕様のオリジナルグリルをセット。中央にVW「ゴルフ7」用リアエンブレムをマウントしてワーゲンバス風に表現していることアピールしている。

ヘッドライトはオリジナルでリメイク

購入時のボディカラーは、白/緑のツートンだったが、より印象深い映えを狙って、あえて純正設定されていない赤/白にオールペン。塗料は明るい印象を与えるトヨタ純正色スーパーレッドファイブを使ったそうだ。

また、ヘッドライトは純正ユニットを殻割りし分解、内部の構成パーツを塗装し、メインユニットのC字型ライトがウインカーになるようにリメイク。配線にもひと工夫加え、流れるシーケンシャルウインカー仕上げにしているのが最大の特徴。また、真っ白なLEDデイライトを追加装着している点にも注目してもらいたい。

内装については、ボディと同じカラーリングでコーディネイト。エクステリアは赤基調だったが、インテリアは白基調とし、一部パネルやシートステッチのみ赤仕様にしている。

もちろん運転はできません

注目はステアリングホイールだ。Wii「マリオカート」用のハンドルをステアリングボスに取り付けられるように加工。もちろんダミーだが、こうした遊び心は大切だ。本当のステアリングもド派手なキャンディレッドグリップ仕上げになっていた。

このクルマのイメージに合わせてコスプレも楽しむYASUXILEさん。マリオとピーチ姫、このふたりが可愛いルックスの赤白ムーヴキャンバスに乗っていたら、それだけでも話題になりそうだ。車両のカスタムだけでなく、周辺アイテムすべてを使ってカーライフを楽しもうとするアプローチは、とても斬新で面白い。この際、キャルルックなワーゲンバス風ではなく、マリオスタイルと銘打っても良いかもしれない。

オーナーのYASUXILEさんは、とにかく底抜けに明るくノリのいい性格。つねに面白いことを考えている、ムーヴ キャンバス愛に満ちあふれたオーナーであった。

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