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格安「カプチーノ」のトランスミッション&クラッチを交換! ストレスなくシフトチェンジできてゴキゲンです

カプチーノイメージ

キレイになるほど乗りたい欲は増す。ひととおり仕上がったら長距離ドライブにも出かけたい

試乗時に気になっていた大物をリフレッシュ

久しぶりにMTスポーツカーを楽しみたいと、格安でスズキ「カプチーノ」を手に入れた筆者。これまでダッシュボードやドアパネルといったインテリアを中心にパーツ交換などを進めてきた。今回は、購入前の試乗時から気になっていた駆動系のリフレッシュについてリポートする。

トランスミッションとクラッチを思い切って交換

運転中にボロさが目立つ室内のリフレッシュを優先していたが、じつは駆動系に小さくないトラブルを抱えていた新相棒のカプチーノ。購入する前の試乗で気付いたのはギアの入り。ただしシフトアップと4速と3速へのシフトダウンは問題ない。2速と1速へは普通に操作しただけでは入らず、ニュートラルでアクセルをあおってから入れる、いわゆるダブルクラッチをしなければダメなのだ。

色々な人に聞いたところカプチーノではお約束の症状らしく、オイル交換などのカンタンな対策では済まないとのこと。もっとも走行距離が18万kmオーバーなのは承知のうえであり、エンジンとトランスミッションはいずれオーバーホールと考えていた。

早速ギアやシンクロといったパーツがあるか調べてもらったところ、まだ新品で手に入るものの合計すると結構な価格になってしまうことが判明。そこで、カプチーノを買って以来チェックするのが日々のルーティーンと化した、インターネットのオークションでリビルト品がないか検索してみた。

すると「オーバーホール済み」というトランスミッション本体がいくつかあり、調べると内部パーツの大半は交換してあり、出品者の評価も悪くないことが多い。そのなかで唯一「外したトランスミッションの返送は不要です」と記載された品を落札し、載せ替え作業を依頼する山形県の「オートリサーチ米沢」へ直送してもらうことにした。

また、クラッチもだいぶ奥で繋がるような状態で、ある程度の調整はしてもらっていたがこの機会にカバーとディスクも新品に交換。パワーを上げる予定はなくサーキット走行がメインでもない、というわけで強化品ではなく純正クラッチをチョイスした。

ストレスなくスムーズに走れるのは楽しい!

パーツが揃うとすぐに作業をスタート。トランスミッションもクラッチも載せ替え自体は何の問題もなかったが、シフトレバーを外すと根元のカラーがバラバラだったという。オーバーホール済みトランスミッションに付属していたシフトノブも同様で、さすがに再利用も補修もムリだということで新品を注文して交換。やはり車齢が四半世紀を超えているだけあって、何かにつけて想定外のトラブルが起こるものだ。

何はともあれミッションとクラッチのリフレッシュは完了。まだ慣らしの段階で始動した直後は若干の渋さはあるにせよ、ダブルクラッチを使わずにシフトダウンできるようになった。

* * *

なお今回は想定外のトラブルがもうひとつ。フランジ部分が錆びており近いうち交換する予定だったマフラーが、自宅の敷地内にあるマンホールにヒットし完全に折れてしまったのだ。

シャコタンばかり乗り継いでいた昔は無意識に回避していたはずが、ここ10年ほどはノーマル車高かリフトアップしたクルマばかり。チューニングカー離れしてしまった自分を残念に思いつつ、オートリサーチ米沢さんに連絡し社外マフラーを注文した。予想より早いタイミングでの交換とはなったが、ルックスも音量も音質もスポーティで満足度は高い。予想していなかった出費も多少あるとはいえ、愛車が本来の姿を取り戻していくのはじつに楽しい。さて、次は鈑金前に内装の仕上げを!

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