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「シャア」専用!? ダイハツ「コペンXPLAY」をアゲ系にして「ジョニー・ライデン」仕様に! バズーカあります

アゲ系コペン

車高アップでオフロード感を高めたコペンXPLAY

真紅の稲妻ジョニー・ライデン仕様アゲコペンは注目度抜群

真夏日となった2023年6月17日。静岡県にある小笠山総合運動公園エコパで「第1回TCM」が開催され、約200台の新旧ダイハツ「コペン」が集まり大盛況でした。その200台の中から気になった車両をピックアップして紹介します。今回はアゲ系カスタムがバッチリ決まった「コペンXPLAY」です。

スタイリングだけでなくしっかり走れる足まわりに

200台いる中で複数台みかけたアゲコペン。XPLAYベースに作られたアゲコペンを見ると、ダイハツも本当はこのようにしたかったのでは? と思えるほどしっくりくる。コペンとも違い、さらにCCV(クロスカントリーヴィークル)とも違うアゲコペンの魅力とはどこにあるのだろうか?

コペンの現行モデルには現在、Robe、XPLAY、Cero、GR SPORTと4グレードある。なかでも異色なのがXPLAYで、フェンダーやトランクフードに多面体のブロックが組み合わされるスタイルが印象的だ。グリルも他のグレードと違い多角形になっているのも特徴のひとつ。

XPLAYは可愛らしさを売りにしているコペンのなかで、武骨かつ遊び心にあふれている。その名の通り、いろいろ楽しんで! というコンセプトが垣間見える。

そんなXPLAYをアゲコペンにしたのが大塚さん。以前はRobeに乗っており、「コペンが好きすぎて乗り換えました! オープンなのが1番良い!」と話してくれた。

コペンは荷物が載るのも魅力のひとつで、以前のRobeでもスキーに行っていたという。そんな遊びをしていると、オフロード仕様のコペンも良いかもしれないと思うようになり、最近のSUV人気に加えて「ハイラックスサーフ」も良いなと思っていたことから、アゲコペンを作ったそうだ。

兵庫県にあるコペン専門店「も。ファク」の量産型LA400KハイリフトコンバージョンKITを装着してリフトアップ。エンジンブロック&メンバーブロックでボディを持ち上げ、フロント&リアに専用モンチョショックアブソーバとスプリング&ソーサーで足まわりを仕上げている。約20cmのリフトアップだが、高速道路も安定して走れるというから、しっかりとした足まわりに仕上がっているのが分かる。

ジムニーサイズの175/80R16タイヤを履きこなせる仕様になっているというから、オフロードの走りにも期待できる。オフロード仕様ならホイールもラリー車用だと思い、OZレーシングを左右色違いで履かせているのもポイントだ。

随所に光る「モビルスーツ」風カスタム

ロールバーのほかトランクにもDIYのバーを装着し、なんとバズーカ砲を装備している。サイド面にはジオン軍のマークが施され、一見シャア専用か? と思えるが、「ジョニー・ライデン仕様です!」という。たしかにパーソナルマークや名前もジョニー・ライデンだ。

ヘッドライトもインナーブラックを施し、右目だけモノアイをイメージしてピンクにしてあるのも隠れたポイント。エクステリア・インテリアともに赤黒に仕上げており、それっぽさは満点だ。インテリアも赤黒で統一されてギミック感があふれている。ナビも赤いデカールが貼られており徹底している。

「カーナビはシャア専用オーリスから移植したので、つねにシャアが語りかけてくれます。そこだけシャアということは目をつむってください(笑)」

というが、ある意味ジオン軍に徹底しているのには感服するばかりだ。

ハリータッチ(互いのタイヤを据え切りして触れさせること)を行うと、アゲコペンとサゲコペンでこうも違うクルマになるか、というほどの違いを見せる。それほどユーザーそれぞれの遊びに対応できる、懐の深さがコペンの魅力のひとつだろう。

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