サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

彼女のホンダ「S660 MUGEN RA」はなぜハードトップでサンルーフ仕様!?「チルトしたときにカッコいいんです」

2017年式ホンダS660 MUGEN RAと、オーナーの見澤彩季さん

ビート&S660の「聖地」八千代工業ミーティングに参加していたカメラ女子

2022年に引き続き、2023年10月22日に行われた「THANKS! Yachiyo Industry Co., Ltd. BEAT & S660 MEETING」。全国のオーナーたちが、聖地である埼玉県狭山市にある八千代工業(株)に集結した。162台の「ビート」、そして150台の「S660」、出展ショップやスタッフの愛車を含めると、総数368台のホンダ軽スポーツが集まった。

S660 MUGEN RAの個性を活かしてさらにカスタム

会場に集まったS660とビートを熱心に見歩いている、ひとりの女性オーナー。首には85mmの単焦点レンズを装着したデジタル一眼レフカメラを下げている。

「このレンズはオールドレンズなんですよ」

と笑顔を見せてくれたのは見澤彩季さん。前年に続いて、S660の聖地である八千代工業へやってきた見澤さんの愛車は、なんと660台しか作られていない希少コンプリートモデルである「MUGEN RA」だった。愛車を見せていただくと、まず目が行くのが、ハードトップを装着し、サンルーフ仕様にしている外観だ。

「あまりオープンで走ることはないからということもありますが、それでもときどき空を見上げたくて」

屋根を開けなくても、空を感じられるようにハードトップをサンルーフ仕様にしたという。

「サンルーフをチルトした時のカッコ良さ、他のS660と被らない唯一無二の雰囲気もこの仕様にして正解だと気に入ってます」

また、内装はもともとのRAの個性を活かして手を入れず、外観はシンプルになるようにホンダのエンブレムはスムージングし、ボディショップカミムラのアンダースポイラーを装着。ブラックのRAYS TE37ホイールでツートーンにするなど全体を整え、引き算と足し算により、よりハードトップとマッチしたセンスの良さを見せている。

S660はどこまでも連れて行ってくれる大切な相棒

そんな見澤さんがS660を選んだ理由は、街で走っている姿を見て、その小さくて可愛いデザインが気に入ったのがきっかけだった。クルマ好きの父親の影響もあり、幼少期からクルマは好きだったそう。映画『ワイルド・スピード』でのシフトチェンジのシーンが印象的だったということもあり、どうせならマニュアル車に乗りたいと、オートマ限定免許から、マニュアル免許への限定解除をしたという。

そして最良の1台を手に入れようと、中古車情報のサイトで探し始めた。

「いくつかの売りものの中にMUGEN RAがあり、希望通りの白でした。走行距離は4万kmを超えていましたが、ほぼ売り物のなかったRAに決めました」

晴れて「エスロク」オーナーになった見澤さんは、スーパーGTの観戦や、鈴鹿サーキットで2021年に行われたS660の6周年イベントにも駆けつけるなど、アクティブに楽しんでいる。

「長距離のドライブも多いのですが、高速道路で合流の時などに、もう少し瞬発力があったらなと思うことがあるので、今はコンピューターチューンを検討しています。S660は通勤にも使っていますし、とにかくドライブが好きなので、どこに出かけても楽しいです。素敵な景色を愛車で探して、そうした風景での季節を感じるエスロクの写真を撮る旅を、ずっと続けたいですね」

友人とのキャンプやドライブなどを予定していると語ってくれた見澤さん。これからも、愛車S660 MUGEN RAという最高の相棒との楽しみは無限に広がりそうだ。

モバイルバージョンを終了