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トヨタ70系「カローラ」を友人から譲り受けて15年…いまではファミリーカーとして大活躍! エンジンは1.5リッターのまま快適仕様チューニング

トヨタ 70系 カローラ:直線基調のボディデザインは今でも根強い人気を誇る

当時の雰囲気を残しつつ快適にカスタム

近年、街中ではほとんど見かけなくなったトヨタ70系「カローラ」の4ドアセダン。その前期モデルを2024年12月15日(日)に東京・奥多摩湖で行われた「東京旧車会ミーティング」で発見しました。驚くほど美しいボディを持つこの個体は、低グレードのGLながらオーナーの手によって快適な仕様へ進化を遂げています。愛情を込めて維持されている1台を紹介します。

丸目四灯のカローラセダンは1600GTではない低グレード

会場内で見つけたのは、近年あまり見かけなくなったトヨタ70系「カローラ」の4ドアセダンだ。丸目4灯ということは前期モデルに該当し、驚くほどボディがキレイなのだ。オーナーの安田さんに話を伺った。

「このクルマは今から15年ほど前に知人から譲り受けました。70系カローラといえば2T-G型エンジンを搭載した1600GTがポピュラーですが、このクルマは1.5L エンジンを積んだGLという低グレードなんです。ボディの状態が良かったので、当初は4A-G型に載せ替えようと考えていたのですが、あっという間に価格が高騰してしまい結局断念しました。今でも1.5Lのまま乗っています」

リペイントしたボディにチンスポイラーを装着

カローラは1966年に登場し、現在も同一車種で累計生産台数世界一を記録し続けるトヨタを代表するモデルだ。今回紹介する70系カローラは1979年に登場した4代目にあたり、クーペモデル以外では歴代最後のFR車となる。デビュー当初は丸目4灯のヘッドライトが特徴で、直線基調のボディデザインは今でも根強い人気を誇る。安田さんが所有するのは前期モデル最終の1981年式で、1.5L の3A-U型エンジンを搭載するGLグレードだ。

「じつは当て逃げされてしまい、つい最近塗り直したばかりなんです。フロントバンパーは交換が必要でしたが、国内では見つからず……。最終的にマレーシア製のリプロダクション品を発見し、それを取り付けました。さすが世界中で売れたクルマですよね」

ボディ外観は基本的にノーマルながら、フロントには日産3代目「スカイライン」用のチンスポイラーを加工・流用して装着。さらに、ミラーはビタローニ製に変更されている。

1.5リッターエンジンのままチューニングした快適仕様

4A-G型へのスワップ計画は頓挫したものの、安田さんは快適に乗るためのカスタマイズを施している。エンジンは3A-U型のまま加工カムを組み込み、ヘッドもチューニング。さらに、希少なインマニを探し出し、ソレックスφ40を2連装。ワンオフで製作したタコ足も装着している。トランスミッションは4速から5速マニュアルに換装し、さらに電動パワステを装着することで快適なドライブが可能になった。

足まわりはAE86用がほぼ流用できるため、社外の車高調とブレーキをスワップし、13インチのハヤシストリートを履かせている。

車内に目を向けると、レカロのLSシートを2脚装着し、ステアリングはイタルボランテ製に交換。さらに、シフトノブには水中花タイプを採用し、クラシカルな雰囲気を演出している。ちなみにエンジンのパワーアップに合わせ、タコメーター付きのGT用メーターを移植しているとのことだ。

「トヨタ KP61型スターレットも所有していますが、カローラは普段からファミリーカーとして乗っているので必要なパーツの確保は欠かせません」

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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