サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

マツダ2代目「ロードスター」をモータースポーツに挑戦するために再購入!「電子制御が少ないので整備やチューニングを自分でできるのが魅力です」

2004年式のマツダ 2代目ロードスター RSとオーナーの関森誠さん

初代以上に走りの質を高めた2代目ロードスター

初のフルモデルチェンジを果たしたマツダ2代目「ロードスター」は1998年に登場し、2005年まで生産されました。初代のアイデンティティであったリトラクタブルヘッドライトは廃止され、軽量化や高剛性を追求。安全性の強化を両立させたこのモデルは、生産終了から20年が経過した今でも走りを楽しむオーナーに大人気です。今回は、2代目ロードスターに乗る関森誠さんに話を伺いました。

モータースポーツを楽しむために、2度目となるNB型を購入

「以前1998年のNB型前期型を所有していましたが、手放しました。しかしモータースポーツに挑戦したいという思いが強く、10年ほど前に再びこのNB型を手に入れたんです」

関森さんの愛車は2004年式のマツダ2代目「ロードスターRS」。16インチのホイールや大径ディスクローター、ビルシュタイン製サスペンション、タワーバーやトラスメンバーなどのボディ補強が施されたグレードで、ラグジュアリー指向に設定されたグレード「VS」と比べて、より走りを楽しめる仕様になっている。

「前期型に乗っていたときは、資金的な問題もあってモータースポーツには参加していませんでした。この2代目は電子制御が少ないので、もともと整備士をしていた私にとっては自分で整備やチューニングができるのが魅力なんです」

サーキットトライアルのために、各地に自走参加経験あり

2024年11月9日〜10日に岡山県の岡山国際サーキットで開催されたMAZDA FAN FESTA 2024 IN OKAYAMAの魅力は、関森さんのようにサーキットを走って楽しむユーザーにとって、参加しやすいカテゴリーが用意されていることだ。

コンテンツのひとつのマツダファン・サーキットトライアルは、ナンバー付きのマツダ車が参加可能なJAF公認タイムトライアル競技ということで、参加のハードルが低く、JAF公認という競技性の高さが両立しているため人気のモータースポーツとなっている。

「マツダファン・サーキットトライアルには、今回で7回目の参加になります。2022年には、筑波サーキット、ツインリンクもてぎ、オートポリス、そして岡山国際サーキットに参加しました。スポーツランドSUGO以外のすべてのサーキットを自走で訪れたんです。荷物は多く積めませんが、必要最小限のものを持って参加できるので、このイベントは本当に好きです」

関森さんの地元は広島県。そのため、岡山国際サーキットが身近な国際格式のサーキットとなるが、どのサーキットにも魅力があり、遠征もほかでは味わえない楽しみがあるという。

「筑波サーキットでは、第1ヘアピンを抜けた後の80Rでの全開走行と最終コーナーでの恐怖感が印象的でした。ツインリンクもてぎはストップ&ゴーのレイアウトなので、ロードスターの性能では少し物足りなく感じました。

オートポリスではジェットコースターストレートの後の上り坂セクションが難しく、アクセルとハンドルワークだけで攻めるのが面白かったです。地元の岡山はエスケープゾーンがないので、ミスをすればクルマが壊れるという恐怖心と戦っています」

今回目標としていた2分切りを達成し、1分57秒9というベストタイムを記録した関森さんは、大変喜んでいた。

「ベテランドライバーの皆さんとの間にはまだまだ差がありますが、追いつくことを今後の目標にして、楽しんでいきたいです」

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

モバイルバージョンを終了