ショーカー顔負けのレベルまで作りこまれた1台
2024年10月5日〜6日に山形県西村山郡西川町の弓張平公園で開催され、多くのクルマ好きが集まった山形オープンカーフェス2024。主催の神吉 大さんが「コペン」乗りということもあり、会場には新旧を問わずたくさんのコペンが駆け付けました。その中から、購入して半年という短い期間ながら、ショーカー顔負けのレベルまで作り込んできた、菊池翔基さんのトヨタ「コペン GRスポーツ」を紹介します。
赤を使った見事なコントラストを演出
過去にカスタムを楽しんだマイカーはトヨタ「アリスト」(16系)が2台にトヨタ「ハリアー」(30系)、そしてトヨタ「ヴェロッサ」にトヨタ「エスクァイア」の後期と、大柄なボディを持つクルマが多かった菊池翔基さん。
しかし「オープンカーに乗りたい!」という気持ちを抑えきれず、初の軽自動車かつスポーツカーである「コペン」への乗り換えを決意。内外装からチューニングまでアフターパーツに困ることがなく、ドレスアップ系のイベントで見かけることもあまり多くないため、新たなチャレンジの素材には最適なうえ注目度も高いと思われる。
エアロパーツに関しては比較的シンプルで、ガレージ・ベリーのリップスポイラーのみ。ただし本来は未塗装な部分をペイントするなど、ひと手間を加えることでオリジナリティを追求する。
ボディカラーも純正のパールホワイトのままだが、アッと驚くのはボンネットをオープンした瞬間だ。鮮やかなレッドに塗られたコアサポートをはじめ、随所に赤を使い見事なコントラストを演出する。
車高にも注目
エアクリーナーのフィルターにアーシングのケーブル、オイルフィラーキャップにタワーバーのブラケット。ブローオフバルブの配管やコイルも赤にするほどの徹底ぶりで、よく見れば純正ヒューズボックスのカバーも塗装されている。
ビビッドなエンジンルームに対し、室内は高級感ある大人の雰囲気だ。センターコンソールやドアは部分的に落ち着いた青に張り替え、ダッシュボードはフロントガラスへの映り込みを考慮して黒に変更。ホールド性に優れたレカロのバケットシートにロールケージ、ナルディのステアリングでスポーティなイメージも強調する。
集まったコペンの中で最も低そうな車高にも注目。ファイナルコネクションの車高調とアクスル交換でローダウンし、高級感あるワーク マイスターS1の16インチホイールをキレイに収めている。内側に見えるキャリパーは同じくファイナルコネクションの6ポットで、スリット&ドリルドのローターとあわせて足もとに重厚感を与えている。今後はサイドカナードなど外装の小変更、足まわりのエアサス化が目標だと話す。すべての作業をDIYで行なうのもこだわりの菊池さん、さらなる進化を遂げたGRコペンを目にする日が楽しみだ。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)
