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インプ乗りがたどり着いたBMW「M3C」日本未導入の「M3Bリムジン」など、マニアなBMWライフを送るオーナー4名を紹介します

1996年式BMW E36M3C

マニアックなBMWもアクティブカーズ走行会を愉しむ

2023年11月8日に開催されたアクティブカーズ走行会の参加車を紹介するシリーズの最終回は、E34型の「M5」やE46「M3C」、E30「M3」、そしてE36「M3Bリムジン」を紹介します。マニアなクルマばかりですが、どれも普段遣いをしていながらサーキット走行も愉しんでいる、オーナーにとっては普通のクルマ。そういう使いかたをできるように整備をしていく、というのがアクティブカーズのポリシーで、Mモデルだから、古いクルマだから、という言い訳をしながらではない、ごく普通のクルマとして使えるようにしてくれるからこそ、全国からオーナーが集うのです。

ノーマルの状態を大事にしているM5

2008年ごろにこのM5を購入したのがオーナーの間々田さん。奥様の優美さんも「丸いライトも含めてほかのクルマと比べてかっこいいと思います」とのことで、ご夫婦でM5との生活を愉しんでいる。

現状の仕様はダウンサスの装備くらいだが、このスプリングはお父様が乗っていらしたE34から移植したもの。今回の走行会で富士スピードウェイを走るのは10回目くらいになるそうだが、じつは走行会の1週間ほど前に部分塗装から上がってきたばかり。そのため今回はぶつけないことが最大の目的となっていた。

内外装ともにほぼノーマル状態だが、これは間々田さんが「なるべくノーマルの雰囲気、ノーマルの姿を大事にしたい」と思っているから。レザーの内装はもちろんノーマルであり、オーディオのヘッドユニットも新車時に装着されていたカセットラジオのままとなっていた。

インプよりも速い!? M3C

FF車や4WDのスバル「インプレッサ」などでジムカーナ競技をやっていたオーナーの植松さんだが、そのころからM3というクルマに憧れがあり、いつかは乗ってみたい、と思っていたそうだ。そして実際にこのM3Cを手に入れたのは、お子さんが誕生したとき。

「子どもが産まれた記念として買いました。そうすれば大事に乗っていられますしね」

実際に買うまでには半年以上の時間をかけて探したそうだが、乗ってみるとライトチューンのGC8型インプレッサWRXよりも懐が深く、限界が高いことに驚いたそうだ。現在の仕様はノーマル形状のスプリングを使うビルシュタイン製サスキットと、ノーマルホイールに履かせたアドバン・ネオバAD08R、制動屋製ブレーキパッドくらいだが、これで十分以上に走りが楽しめるとのこと。3.2Lエンジンのトルクは街中でも余裕の走りができるそうだ。

スポーツエボリューション風にまとめる予定のM3

もともと別の色だったボディカラーをこのブラックとしたのは10年ほど前。スタンダードなM3だがスポーツエボリューション風にまとめるため、さまざまに手を入れているのがオーナーの高野さんだ。現在、エンジンを2.5Lにすべく、すでにクランクはネットオークションで手に入れているが、そのほかのパーツが揃わないためじっくりと仕上げていく予定でいる。

フロントバンパーやフェンダーはカーボン製に交換済みで、サスペンションにはアクティブカーズ製車高調サスキットを装備している。シートはブリッド・ジータでハーネスはタカタ製。伸びがなくしっかり身体をホールドしてくれるというところが気に入っているそうだ。

ファミリーカーとして活躍中のM3Bリムジン

これまで4台のE36を乗り継いできたという向山さん。最初は4ドアの318i、AT車に乗っていたが、次に2ドア、318isの5速MT車に乗り換えた。しかしこの318is 、バランスはいいがパワーという部分では不満があったためM3Bを購入。バイオレットのボディカラーも気に入っていたのだが、壊れてしまったため買い替えを決断する。家庭の事情で4ドアのほうがいいということもあって見つけ出したのが、このM3Bのリムジンだった。

現在24万kmほど走っているが、エンジンは調子がいいためオーバーホールはしていない。そのかわりいま気になっているのは、ボディ塗装のヤレ。とくに駐車場の関係からトランク部分にのみ直射日光があたっているため、そこを中心に塗り直すか、あるいはオールペンをするのか考慮しているところだそうだ。

車高調サスペンションをセットし、ブレーキパッドは制動屋製を使ってはいるが、この状態で普通のファミリーカーとしても使えるというところがM3リムジンのいいところだ。

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