「愛情を込めて接していれば、
その想いがクルマにも伝わると思う」
そして太田18クラウンのトレードマークである、ワンオフブリスターにも注目。フロントは現行86をイメージして大きく盛り上げ、リアは新型アテンザを意識して風になびくような流れるラインを作る。
「86とアテンザのカタログを手に入れて、それを見比べながら前後のバランスを考えて作りました」。
出幅は割と大きいにも関わらずシンプルに見えるのは、リアのドアノブと給油口をフェンダーとツラにして自然に仕上げているから。もうひとつは、ダクトを開けないこと。前後のフェンダーはコの字型の落とし込みを入れたが、あくまで穴は開けずに奥行きで魅せるのが狙い。
「ダクトを入れると他のクルマと被るし、『シンプル』というテーマからかけ離れてしまう。これからもダクトを入れる考えはないです」。
この仕様を完成させてから細部をわずかに変えた程度で、大幅なリメイクはしていない。なぜならこの仕様が大好きで、一番カッコイイと思っているから。愛情を込めて作り上げた18クラウンは、オーナーにとって「家族同然」と考えている。
「クルマには魂があると思う。大切にしていたら、必ず僕の想いに応えてくれる。だから今後も家族(クラウン)を大事にしたいです」。
- ヘッドライトのインナーはブラックメッキ風
- プレスラインを摘んだかのように盛り上げ、絶妙な陰影で存在感を主張するボンネット。「30セルシオのボンネットからヒントを得ました」。グリルも純正をそのまま使い、塗装で変化を付ける
- リアのコの字ダクトは自然と影が付き、塗り分けしなくても高い存在感を放つ。車高はカズサスのエアサスで落とし、リムツラでセッティング。「固めの乗り味が自分好みです」
- ドアミラーは遊び心でレザー張り
- ルーフはボディ同色ではなく、ホワイトのカーボン調シート貼り
- 横幅を延長してブリスターに馴染ませた、35GT-Rのウイング
- 白のダイヤキルトレザーが広がる天井
- Aピラーもダイヤキルト仕上げ。赤のステッチが映える
- シンプルなマークX純正ペダルを流用
- 内装は爽やかさを出すために水色をメインとし、ボディと同じく白を組み合わせた。ステアリングやダッシュは水色レザーで張り替え
- ペイントで艶やかな赤木目風に仕上げたパネル
- 愛知県太田 佳佑(27)18CROWN
<TEXT:VIP STYLE編集部>
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