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「スリット入りブレーキローター」のもたらすメリット&デメリット

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TEXT:  PHOTO: Auto Messe Web編集部

スリットの本数が増えるほど冷却性が向上

さらにスリットローターのメリットを挙げると、ブレーキパッドと接したときにスリットが抵抗となって摩擦力を高めることだ。同時にパッド表面を削ることで、摩擦力が落ちた熱などで炭化した摩擦材をクリーニングする効果もある。

また、スリットの本数が増えるほど、表面積が大きくなり冷却性が向上。さらに摩擦係数も高まるので、制動力が高まるのだ。

このようにスリットローターは、ブレーキの制動性能を高めるメリットがたくさんあるのだが、デメリットもある。

その第1に挙げられるのが、ブレーキパッドの摩耗が早いことだ。
先にも書いたように、ブレーキング時に抵抗を増やし、パッド表面を削って制動力を高めることとのトレードオフになっている。
ブレーキローターのタイプにもよるが、溝なしタイプに比べパッドの減りは30%くらい早くなる。

また、ブレーキを掛けたときに「ゴーゴー」という鳴きが出ることがある。

快適性を求めるなら溝なしブレーキローターだろうが、サーキット走行をするなら安全のためにも安定した制動力を確保できるスリットタイプがオススメだ。

また、ブレーキパッドを耐摩耗性の高いタイプにすることで、ライフを延ばすことも可能。耐久レースのような長時間走り続けるときは、スリットローターに組み合わせるパッド選びはとくに重要だ。

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