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災害時にもアウトドアにも最強のクルマの100Vコンセント! 覚えておきたい「限界」4つとは

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web

便利だがデメリットもある 

一方、AC100V/1500Wコンセントでできないこととしては、

1:合計1500Wを上まわる電力、家電品は使えない(当然です)
2:家庭のコンセントのように、クルマのバッテリーだけでは永遠に電気を使うことはできない
3.1500W以下の電気製品でも、正常に作動しない、使えないことがある(使用可能電源の周波数などによる)
4.AC100V/1500Wコンセントの装備だけでは、V2H(Vehicle to Home=クルマの大容量バッテリーから電力を取り出し、分電盤を通じて家庭の電力として使用できる仕組み)機能は使えない

 4は別途、高価なV2H機器が必要になる。ただし、AC100V/1500Wコンセントから延長コードで、家の中に電力を供給することは可能だが、延長コードをドアやバックドア、ウインドウの隙間から外に出す必要がある。

 それが、例えばトヨタの非常給電システムでは、ヴィークルパワーコネクタを普通充電インレットに差し込むことで、ヴィークルパワーコネクタのコンセント差し込み口を利用することができるようになるから便利。しかも、EV給電モード(エンジンをかけない)、HV給電モード(バッテリーとエンジンを併用)が選べ、それぞれの給電時間もディスプレイで確認することができるから安心だ。

プリウスPHVの家への電力供給イメージ

 また、やむおえない事情から締め切った車庫内などで使う場合は、エンジンがかかる可能性があるため、換気は不可欠である。

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  • AC100V1500Wコンセント
  • プリウスPHVの家への電力供給イメージ
  • キャンプなどでの使用想定イメージ
  • 使える家電の一例
  • クルマで家電が使えるイメージ
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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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