クルマ感度が高い『若者』は意外なところに集まっていた!【茂原de痛車!】 (1/2ページ)


レベルの高いチューニングを施す
「痛車」だけのサーキット走行会

クルマの趣味には色々なジャンルがあるが、なかでもダントツで変わっているのがアニメやゲームのキャラクターイラストをボディに貼る『痛車』だ。
この趣味に関して、理由はハッキリしないけどどうも違和感を感じるクルマ好きが多いと思うが、それは「クルマ趣味なのか?」という疑問をどこかで感じているからじゃあないだろうか。
しかし、痛車のみのサーキット走行会「茂原de痛車!」に参加するユーザーを見ると、チューニングレベルから走りまでクルマ感度の高さは並々ならぬものがあると感じさせられる。

痛車はクルマ趣味とオタク趣味が合わさったものなので「どっちがメインなのか?」がわかりにくい部分がある。そのためクルマ好きな人には「オタク趣味のネタに自分が好きなクルマが利用されている」ようにも取れるので、それが疑問や違和感となっているという感じだろう。

たしかに痛車乗りのなかには、クルマに特別な興味はなくキャラクターものが好きだから痛車にした人もいる。しかし、キャラクターも好きだが、同じくらいクルマが好き、走るのが好きという気持ちが強い人だっているのだ。

痛車のベース車として人気なのが、車両価格が手ごろでチューニングパーツが豊富(中古品を含む)なスポーティカー。日産スカイライン、シルビア、トヨタ・スープラ、セリカ、スズキ・スイフト、ホンダ・シビック タイプR系などなどだ。

サーキットビギナーが積極的に参加
ドレコンから走行へとステージが変化

そういったクルマに乗っていれば「目一杯走らせてみたくなる」のは世代や趣味は関係なく自然なことなので、じつは一部の痛車乗りは以前からサーキット走行を行っていた。
その動向に気がついた千葉県の茂原ツインサーキットが「痛車だけ集めて走行会をやったら面白そう」となって呼びかけたところ、これが大人気となった。
走行会に来ている人はもちろんだが、意外にも「サーキット走行には興味があったけど未経験だし」とか「痛車だからふつうの走行会には参加しにくかった」と言う層がこぞって参加してきたのだ。

こうして始まったのが「茂原de痛車!」だ。第1回目は2010年に行われ、今年5月を含め14回も開催されている。しかも毎回100台近いエントリーがあるという人気の走行会でもある。また、他のサーキット走行会に比べ、参加者の平均年齢が低いのも特徴だ。
走行の区分けはグリップ、ドリフトに分けられそれぞれスキルごとにクラス分けがある。

ドレコン参加車両

パドックで痛車ドレコンも開催しているのだが、ドレコンに参加していたクルマのオーナーが、ほかの痛車が走る姿を見て走りたくなり、次回は走行会へエントリーするケースが多い。
そのためグリップのクラス分けに、初級クラスよりさらに初心者向け、スポーツ走行自体不慣れな人でも参加できる「入門クラス」を設けて、サーキット走行の敷居を低くするという試みも行っている。
痛い2輪車の「痛単」のクラスもり、このカワサキNinja400Rはウィッグを付けてからヘルメットを被り、革つなぎの上にキャラクターのコスプレをして走行。

このように痛車だってしっかりクルマ趣味なのだ。
しかも年齢層がほかのクルマ趣味より圧倒的に若く、それでいてオタクという感受性の強い性質でもあるので、行動力やクルマ作りのセンスが飛び抜けていたりという侮れない面があったりする。
そんな痛車乗りが集まる「茂原de痛車!」は、次回12月3日(日)に開催される。当日はサーキット内に入場してギャラリーすることもできるし、愛車を痛車に仕上げれば参加できる。


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