刺激的なパフォーマンスを味わえる
BMWカスタムを得意とするプロショップ「ドルト」が、デモカーに選んだのがF56型ミニクーパーだ。しかもスポーツマインドあふれるJCW(ジョンクーパーワークス)である。
ドルトは、6年前にもミニのデモカーを製作しているが、今回は型式がR記号(BMWミニの1〜2代目)からF記号(3代目)のF56となり、これまで以上にBMW色を強めた現行型をに独自のメイクを施したというわけだ。
ルックスからチューニングまで、魅力のすべてをフルに引き出すことが大きな狙いであり、それを巧みな技でものの見事にやり遂げている。
エクステリアは、メタル感のあるラッピングを施している。ステンレスカラーをまとったJCWのコンセプトカーをイメージしてのトライであり、ミニならではの愛らしさとはまるで違う、走りのイメージを大胆にアピール。
ボディに絶妙なアクセントとなっている赤いストライプも、スポーティイメージを演出することにひと役買っている。まさに走ることの楽しさをクルマ全体で表現しているフォルムであり、スポーツテイストを強調した作り込みがJCWならではのキャラクターをさらに引き立てているといえるだろう。
- ほどよく前方にせり出しているフロントリップが、シャープでダイナミックな雰囲気を醸し出している
- スタンダードのウイングの存在感をカーボンの追加パーツで、より力強くに主張させる
- リアのボトム部分のアクセントはカーボンテールのレムスマフラーが受け持っている
JWCはスタイルこそクーパーSと似ているのだが、機能的なパーツは共用できないものばかりとなる。ホイールは大きなブレーキキャリパーを逃がすために専用設計する必要があり、サブコンピュータのデータも見直さなければならない。
こうしたチューニングメニューをひとつ、ひとつ時間をかけてじっくりと仕立てあげることでオンリーワンのJCWを目指す。それが老舗ショップであるドルトの流儀なのだ。
- 精悍なデザインのホイールはミニのフォルムにピッタリとマッチする。しかし実情はスポークの奥に見えるキャリパーを逃がすために特殊な形状となる
- ミニのコクピットをスポーティに演出しているレカロのスポーツスターはエクステリアの雰囲気とピッタリだ
- ミニならではの大ぶりのメーターの個性を、より引き出すために文字盤を交換する
- ドライビングにもダイレクトに関係するペダル類を機能美あふれるアイテムに換えている
- カーボンのダクトを採用しているエアクリーナーのボックスはエンジンルームの引き締めに効果テキメン
- 3DデザインのブースターチップはクーパーS用をベースに実力やフィーリングをを引き上げる
オートスタイリングショップ・ドルト TEL0586-76-9599 www.dort.jp










































