フロントは純正交換で無加工で装着できる
「モードパルファム」のワイドボディキット
2016年2月に大阪市のインテックス大阪で開催された『大阪オートメッセ』でプロト仕様を披露し、ギャラリーの話題をさらった「モードパルファム」のレクサス19系GS用ワイドボディキット。
当時から鋭いラインを研ぎ澄まし、斬新な造形をブラッシュアップ。約半年の調整期間を経て、ついに発売開始した。よく見慣れたレクサス19系GSとは、とても思えない変わり映え。
外装パネルを丸ごと交換したかのようにも、あるいはいちからデザインし直した新型セダンのようにも見える。だが、もちろんそんなことはない。
これのフォルムを実現するのは「モードパルファム」の『19GSファントム雅夢専用』のワイドボディキット。フロント左右で4ピース、リア左右6ピースの、紛れもないフェンダーキットである。
- バンパーサイドパネルは、前方下側を内巻き状に。ファントム雅夢エアロとの高い一体感を見せる
- タイヤハウス後方には、縦横ラインで構成されるダクト風のエッジが入る
- 裏側も純正ボディから型取りしたパネル状になっている他、両面テープの厚みを考慮した溝も設計。フィッティングは抜群
- ダクト風ラインが疾走感を演出するリアドアパネル。サイドステップまで覆う形状で、クルマ全体をワイドに演出
「高級セダンである以上、取って付けた感は出したくない。最初からそうであるかのような自然な一体感こそ、セダンのワイドボディのあるべき姿。それをウチなりに解釈して具現化したのが、このキットです」とモードパルファム代表の平野サン。
フロントはバンパーサイドの立ち上がりも斬新だが、何よりヘッドライト側面を覆い隠す造形が目を惹く。これはデザイン自由度の高い純正フェンダー交換式を採用したことの恩恵で、フェンダーキットでありながら表情のイメチェンをも実現する。

フロントは純正交換タイプで、フェンダーパネルとバンパーサイドパネルの片側2ピース構成
「フロントは交換式のため純正パネルの加工とその工賃が不要。お財布に優しいのも密かなウリだったりします」と平野サンは語る。
さすがにリアは純正クオーターパネル交換とはいかず貼り付け式となるが、デザイン性は高い。
フロントフェンダーと対になるダクトをリアドアにあしらい、そこから直線と曲線を走らせ、ファントム雅夢のリアバンパーシルエットと同じ“く”の字型の後端でフィニッシュ。その”くの字”部分は後がダクト風になっているなど、全方位にデザインが施されている。

リアはドア、クオーター、バンパーサイドの片側3ピース構成で、貼り付け式
なお、サイズは片側でフロント40mm、リア60mmのワイド。アーチはフロント10mm、リア28mm上がっている。が、そんな数値などもはやどうでも良いことに思えるほど、この造形は魅力的だ。
- 切り上げるアーチ幅やビス穴の位置を記した型紙が同梱されるので、デモカーと同じような高精度な取り付けが可能である。後端の造形はファントム雅夢のリアバンパーにリンクする“く”の字型
- 造形美にばかり目を奪われるが、給油口の凹みから、このキットが60mmのワイドフェンダーであることが分かるだろう
フロントワイドボディキット(4P) |
¥162,000 |
リアワイドボディキット(6P) |
¥178,200 |
フルワイドボディキット(10P) |
¥324,000 |
MODE PARFUME TEL0725-20-0522 http://www.blowdesign.co.jp
(レポート:VIPスタイル編集部)
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