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早めのタイヤ交換がお得?4月1日より横浜ゴムが6%値上げを発表

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石油やシリカなどの原材料の価格高騰は
メーカーの生産努力だけではカバーできない

2017年2月28日、横浜ゴムは国内市販タイヤのメーカー出荷価格を2017年4月1日より値上げすると発表した。値上げの原因は、原材料の高騰を生産性向上やコスト削減などのメーカーの内部改善だけではカバーしきれないということ。
値上げ幅は、乗用車用リプレイスタイヤで平均6%となっている。

4月1日より横浜ゴムが行なう値上げでは、平均で乗用車用タイヤ(夏)、バン用タイヤ(夏、冬)を6.0%、そのほかのタイヤやチューブ、フラップ(チューブ式タイヤのリムに取り付けるガード用のゴム)を7.0%。
メーカー納入時のタイヤ価格は原料価格スライド制を採用しているので、今回の出荷価格の値上げはリプレースタイヤに限るとのこと。

約1年で原材料のゴムの価格が2倍以上
横浜ゴム以外も値上げする可能性あり

値上げの原因は原材料の高騰で、石油はもちろん、現代のタイヤ作りには不可欠なシリカなどの添加物が値上がりし、天然ゴムも現在高止まり状態となっているという。
資料によれば2015年11月に1ポンドあたり55.44セントだったゴム価格は、約1年後となる2017年1月には2倍以上の115.90セント(シンガポール商品取引所の先物価格)となっている。
天然ゴム価格が高止まりしている理由は生産地での洪水が大きく影響しているという。

写真はイメージ

忘れがちだが天然ゴムは農業製品なので自然環境の影響を大きく受ける。とくにタイでの洪水による影響が大きいとのことで、タイでの洪水が日本の自動車関連産業に大きな影響を及ぼしていることを再認識させられた。
現在、国内メジャータイヤメーカーで価格の値上げについて発表しているのは横浜ゴムだけだが、同じ原材料を使うだけに他社も順次値上げとなることだろう。
タイヤ交換を考えている方は、早めに行ったほうがよさそうだ。

横浜ゴム http://www.y-yokohama.com/

(レポート:諸星陽一)

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